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【医師監修】哺乳びんの選び方とお手入れ方法
哺乳びんの選び方、消毒の仕方、知っていますか?月齢や赤ちゃんの飲む速度などで哺乳びん選びは重要です。もちろん清潔にしていないといけませんよね。この記事では月齢に応じた哺乳びんの選び方と清潔さを保つための消毒の仕方をご紹介します。
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目次
- ○種類は月齢によっても変わる
- ○哺乳びんと乳首の手入れ
- ○哺乳びんと乳首の洗い方(煮沸消毒)
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種類は月齢によっても変わる
哺乳びんや乳首を選ぼうとすると、実にさまざまな素材や形があり、どれがいいか迷うかもしれません。赤ちゃんの好みや月齢に合ったもの、使いやすさなどを考えて選びましょう。また、母乳で育てる場合でも、湯ざましや果汁を飲ませるときに使うので、準備しておきましょう。哺乳びん・乳首は、デパートの赤ちゃん用品コーナーや薬局などにあります。実際に、2~3種類買ってみて、試してみるとよいでしょう。赤ちゃんが飲みやすいものがわかったら、それをいくつか購入します。出産した病院で使っているものを参考にするのもよいかもしれません。哺乳びんの種類 素材 ガラス製 熱に強く消毒しやすいので、ふだん使いに適しています。 プラスチック製 軽いので持ち運びに便利。環境ホルモンを含まないなど材質に注意して選びましょう。 容量 240mL ミルク主体の赤ちゃん用。 150mL
120ⅿL母乳と混合の赤ちゃん用。また、湯ざましなどを飲ませるために。 乳首の種類 素材と穴の形がいろいろあります。それぞれ特徴が異なるので、月齢や赤ちゃんの好き嫌いなどを考慮して選びましょう。 素材 天然ゴム
黄色で、適度な弾力性もあり、ママの乳首に近い感触です。熱に弱く、耐久性はあまりよくないので、買い替えが必要になる場合も。少しゴムのにおいがするので、それを嫌う赤ちゃんもいます。
イソプレンゴム
天然ゴムより透明感のある黄色をしていて、やわらかく弾力性に富み、ママの乳首に近い感触です。耐熱性は天然ゴムよりありますが、さほど強くはありません。ゴムのにおいはわずかです。
シリコンゴム
無色透明でややかためです。熱にも強いですが、傷つきやすいのが難点。においはないのですが、かたい感触になじめない赤ちゃんもいます。穴の形 丸穴
乳首の中心に丸い穴が一つだけ開いているタイプ。穴の大きさはS、M、Lなど何通りかありますが、新生児期は、Sサイズから始めましょう。そして、赤ちゃんの月齢や吸う力、飲む量などによって、合った大きさに替えていくようにします。
クロスカット
乳首の中心に小さなX形の切れ込みが入っているタイプ。赤ちゃんの吸う力が強ければミルクがたくさん出て、弱ければ少し出る仕組みになっているので、成長に伴って乳首を替える必要がありません。※乳首は消耗品です。赤ちゃんが力強く吸ったり、煮沸消毒を繰り返したりすることによってだんだん傷んできます。古くなったら処分して、しっかりしたものを使うこと。乳首だけ購入できるので、スペアを用意しておくとよいでしょう。 -
哺乳びんと乳首の手入れ
哺乳びんと乳首は、常に清潔を心がけましょう。授乳後はすぐに洗うのがベストですが、洗えない場合は水につけておきましょう。そうしておかないと、ミルクがこびりついて、落ちにくくなってしまいます。消毒は、ミルクをあげている間はずっと続けたいものですが、最低でも、生後1か月までは使うたびに煮沸消毒をします。電子レンジを使って簡単に消毒ができる消毒器や、つけておくだけで消毒できる消毒液なども市販されているので、やりやすい方法を選んで行いましょう。 -
哺乳びんと乳首の洗い方(煮沸消毒)
①哺乳びんの中をブラシで洗う哺乳びんは、柄つきのブラシで中をきれいに洗います。口や底の部分をとくにていねいに洗うようにします。食器用のブラシと中性洗剤でOKです。特に気になるようなら、ブラシも洗剤も哺乳びん専用のものがあるので、それを使ってもいいでしょう。いずれもすすぎは流水でじゅうぶんに行います。②乳首を流水でもむ乳首は、流水で、手でもむように洗います。乳首専用の小さなブラシや穴を掃除する専用の掃除棒を使うと、すみずみまで洗えます。乳首の穴にミルクのカスが残っていないか、水を通して確認します。フタを洗うのも忘れずに。③哺乳びんと乳首を煮沸消毒する洗って汚れを落としたら、哺乳びんと乳首を、水を張った大き目の鍋に入れ、強火にかけて煮沸消毒します。哺乳びんは、中にも水が入るように横向きにして沈め、びん全体に水がかぶるように。④3分たったら乳首を取り出す乳首は熱に弱いので、湯が沸騰して3分たったら取り出します。哺乳びんはさらに10分ほど煮立てます。取り出すときは、びん用のはさみやトングなどでつかんで取り出します。やけどに注意。⑤清潔なふきんの上で自然乾燥させる煮沸消毒が済んだ哺乳びんと乳首は、清潔なふきんの上に口を下にして立たせ、自然乾燥させます。乾いたら、専用ケースやボックスなどに入れて保管します。