目次
- ○気づいたらすぐに対処を
- ○おむつかぶれとは
- むつかぶれの予防法
- ○紙おむつと布おむつどちらがかぶれない?
- ○パパのおむつ替えはやさしくていねいに
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気づいたらすぐに対処を
赤ちゃんのおしりはとてもデリケートですから、うっかりしていると赤くただれてしまうことがあります。おむつの当たっている部分が真っ赤になってブツブツができたのを「おむつかぶれ」といいますが、ほんのちょっと気を使ってあげることで予防することができます。また、もし、おむつかぶれに気づいたら、早めに対処してあげなくてはいけません。 -
おむつかぶれとは
おむつかぶれは、おしっこやうんちから出る湿気で蒸されてふやけている皮膚に、おむつがこすれて小さな傷ができ、そこにうんちについているばい菌や、時間のたったおしっこ、うんちから発生するアンモニアなどの化学物質が入り込んでできると言われています。やわらかな赤ちゃんのおしりはとてもデリケートです。おむつをこまめに取り替えて、おしりをいつも清潔な状態に保ってあげましょう。おむつかぶれの予防法
おむつかぶれの予防法は、とにかく清潔にすること、そして乾かすことです。●一番大切なのは、おしりに汚れを残さないこと。おしり拭きでうんちの汚れをていねいに落としてあげましょう。肌が荒れやすい子の場合は、市販のおしり拭きではなく、お湯に浸してしぼった脱脂綿やガーゼで拭いてあげましょう。●うんちのときだけでなく、おしっこのときも洗面器にお湯を入れて、おしりを洗ってあげれば、おむつかぶれはかなり予防できます。洗い終わったら、やわらかいタオルをポンポンと押しつけて水けをよく取り、乾かします。●水けを拭いた後で、大判のガーゼをおしりに当て、しばらくおしりを出しておいてもいいでしょう。天気のいい日には、おむつ替えのついでに外気浴をさせてもいいでしょう。 -
紙おむつと布おむつどちらがかぶれない?
布おむつにしていたらかぶれてしまったので紙おむつに切り替えた人もいれば、紙おむつでかぶれてしまったので布おむつに切り替えた人もいて、さまざまです。どちらがかぶれやすいかは、一概には言えません。布はおしりがすぐ濡れてしまって蒸れやすいという点がありますが、これはこまめに取り替えれば済むことです。逆に、紙おむつはぬれても子どもに不快感がないので、長時間当てっぱなしにしてしまいがちなため、ときにはかぶれることがあるかもしれません。大切なのは、おむつの中のおしりの状態をママやパパがよくチェックし、いつも清潔で乾いた状態にしてあげるということです。 -
パパのおむつ替えはやさしくていねいに
おむつ替えで大暴れする赤ちゃんも、なぜかパパに取り替えてもらうときにはおとなしい、などということがあるようです。男性は女性に比べて力があるので、赤ちゃんも安心して身を任せられるかもしれません。その反面、赤ちゃんの足を持ち上げるときに力を入れて引っぱりすぎて、脱臼してしまう危険性もあります。赤ちゃんのからだは常にやさしくていねいに扱いましょう。かぶれてしまったらおむつをこまめに替えてあげておむつ替えのたびに、洗面器にぬるま湯を入れて、おしりをジャブジャブ洗ってあげましょう。軽いおむつかぶれなら、ほとんどの場合、これだけで十分治ります。おしりを洗った後は、やわらかいタオルで拭くやわらかいタオルで押すようにして拭き、あとは完全に乾かします。お湯でしぼったタオルで拭くのはダメおむつ替えのたびに洗うのが面倒だからと、お湯に浸してしぼったタオルなどで拭くのはよくありません。タオルの熱さと拭く刺激で皮脂を落とし、おむつかぶれをかえって悪化させる結果になることがあります。外出先などでおしりを洗えないときは、少量のオリーブオイルをしみこませた脱脂綿で拭き取るとよいでしょう。ひどいおむつかぶれは小児科か皮膚科の医師に相談をなかなか治らないと思ったら、必ず小児科か皮膚科の医師に相談を。おむつかぶれに似たものに、カンジダ症という皮膚炎があります。自己診断で薬局などで買った軟こうを塗ると、もしもカンジダ症だった場合に、かえって悪化させることにもなりかねません。