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人に使われやすい人の特徴と対処法【心理カウンセラー執筆】

何故か雑用を押し付けられがちな人、いますよね?なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?
人に使われやすい人の特徴や原因を心理カウンセラー・高見綾さんご紹介します!

高見綾

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目次

  1. ○なぜいつも私なんだろう……
  2. ○人と人との間には見えない線がある
  3. ○周りとうまく共存していく方法
     
  1. なぜいつも私なんだろう……

    「私がやるのが当然だと思われているんです」

    「頼みを断ろうとすると、私が悪者にされてしまうんです」

    「周りは『大変だね』と同情はしてくれるけど、助けてくれないんです」

    カウンセリングをしていると、こういったご相談を受けることがあります。
    たとえば、みんなが気持ちよく働けるようにと率先して雑用をやっていたら、いつのまにか自分がやるのが当たり前だと思われるようになった、とか。
    友達グループの飲み会の幹事をやってほしいと頼まれたが、お店は知らないし取りまとめをするのが苦手なので断りたいけれど、みんな忙しくてやっている暇がないと言う。「どうしてやってくれないの?」と言われそうな空気があって言い出せない、とか。
    ご近所さんから「そんなに大変な作業はないから」「何かあったら私たちも手伝うよ」と言われて、町内会の役員を引き受けることにしたが、予想以上にやることが多いうえに全然手伝ってもらえない、とか。
    本来ならば、誰がやってもいいことですよね。
    それなのに、なぜかいつも特定の人が頼まれてしまう。
    努力を認められてもいいはずの人が、その頑張りを他人にいいように使われてしまう。
    そういうことは、決して珍しいことではないんです。
    なぜ、そんなことが起きてしまうんでしょうか。
  2. 人と人との間には見えない線がある

    理不尽な頼みごとをされる人、あるいは人に使われやすい人には、
    「自分と他人の間に、線をひくのが苦手」
    という特徴があります。
    線をひくと言っても、もちろんペンで実線を書くという意味ではありません。
    人には、もともと「領域意識」というものがあるのです。
    それは、自分と自分以外の人は、別の人間であると自覚して、お互いの自由を尊重するということです。
    「今度の賞与で、前からほしいと思っていたバッグを買おう♪」と思っていたら、「●●ちゃん、この間も服とか靴とか買っていたよね。お金使いすぎじゃない? 貯金したほうがいいよ!」と言われたらどうでしょう。
    多くの人は、嫌な感じがして「えっ? 何もそこまで言わなくても」と戸惑いますよね。それは、他人が勝手に、自分が自由意志で決められる領域に踏み込んできたからです。
    こんなふうに、人の自由にしていい領域のことに、たとえ善意であったとしてもあれこれ口を出してくる人は、「領域意識が薄い」と言えます。
    自分と他人の間に線をハッキリひける人は、この手の人に何か言われても、「面倒な人だな」とセンサーが働いて、なるべく関わらないようにするものです。
    けれども、最初はちゃんとお互いに領域意識があったのに、それがどんどんあやふやになってくることもあります
    たとえば、あなたが「相手の都合に合わせる」「相手のために無理をする」ということを継続的に行うと、相手は自分の領域とあなたの領域の区別がつかなくなってくることがあります。
    そして、「それくらいやって当然」と思うようになるのです。
    こんなふうになってしまうのは、あなたのほうから、線をなくしてしまっているからとも言えます。
    事例のように、「みんなが働きやすいように」と善意から雑用を引き受けても、最初は「ありがとう」と思っていた人が、それが当たり前になってきて「面倒なことはあの人がやるから、私は自分の仕事に集中しよう」と思うようになることだってよくあります。
    「えーっ」「そんな~」と思いますよね。
    あなたの行動に対して、残念ながらあなたが意図しない方向で解釈してしまう人もいるのです。
  3. 周りとうまく共存していく方法

    自分の行動に対して、他人がどう思うか、どう反応するのか。
    普段付き合いのある人なら、ある程度までは予測することは可能ですが、それでもいつもその通りになるとは限りません。
    他人が何を感じてもその人の自由ですし、自分が他人の気持ちをコントロールすることはできないのです。
    ですから、人間関係ではお互いが領域意識をしっかりもっている必要があるし、相手に領域意識がない場合はなおさら、自分が意識して線をひいておく必要があります。まずは、そのことを頭に入れておきましょう。
    これは、自分を守って気持ちよく過ごすために必要なことなのです。
    とはいえ、本書は周りから孤立することをすすめているわけではありません。
    「自分の領域を守らなくちゃ!」とかたくなになるわけでもなく、淡々と線をひくことによって、周りを必要以上に気にせずに気楽に過ごすことができるようになります。
    領域意識があったほうが、お互いの自由を尊重していけるのです。
    「ゆずらない力」とは、周りの人と上手に共存していくためのノウハウなのです。
ゆずらない力

ゆずらない力

高見 綾

すばる舎

Chapter1より

あれこれ口を出されて思い通りに動けない、残業や取りまとめなどなぜか自分ばかり要求される、比べたがる人や張り合いたがる人のターゲットにされやすい……。そういう嫌なパターンを変えるために本書が提案するのが「ゆずらない力」。他人のために自分を犠牲にすることなく、自然体で過ごしていくためのポイントを紹介します。

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