HALLOM(ハロム)

更新

関連タグ:

ネガティブな思考を改善するコツ

私たちは、何かが起きたときに、心の中で長い間、何度も繰り返しそれについて思い巡らせてしまうことがあります。過去に起こった出来事や自分の気分、物事の原因や結果について、延々と考え込んだ経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
この記事では、ネガティブ沼の意味について紹介します。

足立 啓美 鈴木 水季 久世 浩司

  • 閲覧数:2,896 views

目次

  1. ○ネガティブ沼にはまっていることを自覚する
     
    • ネガティブ沼にはまっていることを自覚する

      私たちは、何かが起きたときに、心の中で長い間、何度も繰り返しそれについて思い巡らせてしまうことがあります。
      例えば、夫(妻)とけんかをしたあとに、自分の中で「なぜ、こうなったんだろう」「なぜ、相手はこうなんだろう」「もっとこうすればよかったのかな?」と答えの出ない問いかけを繰り返してしまったり、また、子どもを大声で叱ってしまったことを後悔して自分を責め続けたり、友人が発した一言の意味を深く考えて、くよくよと落ち込んだり……。過去に起こった出来事や自分の気分、物事の原因や結果について、延々と考え込んだ経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
      このように、過去のある物事について繰り返し考える状態を、「反すう」と呼びます。いろいろな側面から見て答えを出そうとするものの、結局は終わりのない問いかけにはまってしまいます。次第に気力と自信がなくなっていき、気持ちが疲弊して、ますますネガティブになります。ネガティブな思考とネガティブ感情は、お互いに結束して、私たちをネガティブな底なし沼に引きずり込もうとします。そこに加えて、手が震えたり胃がむかむかするなどの体の反応も同時に体験します。この3つが互いにからみ合い、物事がさらに悪化するのです。
      ですから、まずは、自分が反すうしている状態になっているとき、「ネガティブ沼にはまっているのかも……」と気がつくことが大切です。これが第1のステップです。そして、健全な方法でその沼から抜けだすことが第2のステップです。
      このようにして問題から離れることを、よくない、現実逃避だと考える人もいるでしょう。しかし、ネガティブ沼にはまったままで問題に立ち向かおうとしても、解決にはつながりません。ひと呼吸おくことで、大きな視野で状況を捉えられれば、問題に立ち向かう準備ができます。また、問題自体が気にならなくなることもあります。

子どもの「逆境に負けない心」を育てる本 楽しいワークで身につく「レジリエンス」

足立啓美

鈴木水季

久世浩司

法研

挫折しやすい、キレやすい、すぐあきらめる…そんな子どもへの対応が気になる先生、スクールカウンセラー、父母必見!!日本のレジリエンス教育の第一人者による実践ワークブック。

     width= 楽天ブックス オムニ7

オススメPR

関連記事

この記事に関するタグ