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四階層に分かれる仏の世界とは|如来/菩薩/明王/天

お寺で手を合わせる対象は仏さまです。仏像は、釈迦如来から始まり、人々の願いや時代のニーズを反映し、多くの種類が誕生しました。それらは「如来」「菩薩」「明王」「天」に大きく分類できます。あまり意識していない方も多い仏像の種類をご紹介します。

日本の神社研究会

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目次

  1. ○四階層に分かれる仏の世界
  2. ○如来(にょらい)
  3. ○菩薩(ぼさつ)
  4. ○明王(みょうおう)
  5. ○天(てん)
  6. ○垂迹(すいじゃく)
  7. ○羅漢(らかん)・祖師(そし)
     
    • 四階層に分かれる仏の世界

      お寺で手を合わせる対象は仏さまです。仏像は、釈迦如来から始まり、人々の願いや時代のニーズを反映し、多くの種類が誕生しました。それらは「如来」「菩薩」「明王」「天」に大きく分類できます。
      如来は、悟りに至った仏で、釈迦や阿弥陀如来など、主にお寺の本尊とされます。菩薩は、悟りを開くべく修行している仏で、弥勒みろく文殊もんじゅ菩薩が有名です。観音菩薩からは、多彩な仏が派生しました。明王は、密教から生まれた仏で、如来の化身。不動明王が代表的です。天は仏法を護る仏で、多くはインドの神がルーツになっています。
      また、垂迹すいじゃく羅漢らかん祖師そしの像も、お寺に安置されています。
    • 如来(にょらい)

      蟹満寺かにまんじ銅造釈迦如来坐像(京都)。国宝。白鳳はくほう時代の丈六じょうろく金銅仏として貴重な作例。如来は出家し、悟りを開いた姿なので、質素な身なりをしている

      如来

    • 菩薩(ぼさつ)

      広隆寺こうりゅうじ木造弥勒菩薩半跏はんか像(京都)。国宝。その美しさで世に聞こえた飛鳥時代の像。菩薩は、王子のころの釈迦がモデルなので、基本的にインドの貴族の格好をしている

      菩薩

    • 明王(みょうおう)

      東寺とうじ木造不動明王坐像(京都)。国宝。平安時代の造立で、日本最古の不動明王像。右手に宝剣、左手に羂索けんさくを持ち、光背は赤い迦楼羅焔光しゃかるらえんこう。明王は教化きょうげしにくい者を救済するため、忿怒ふんぬの表情で恐ろしい外見をしている

      明王

    • 天(てん)

      鞍馬寺くらまでら木造毘沙門天びしゃもんてん立像(京都)。国宝。平安時代の一木いちぼく造。脇侍に吉祥天女きっしょうてんにょ善膩師童子ぜんにしどうじを従える。右手にほこ、左手は額にかざして遠くを見つめる姿が印象的。天は容姿が多様で、貴紳きしん形、天女形、武将形、鬼神形、鳥獣形に大別できる

      天

    • 垂迹(すいじゃく)

      如意輪寺にょいりんじ木造蔵王権現ざおうごんげん立像(奈良)。鎌倉時代の源慶げんけい(運慶の高弟)作。火焔光を背負い、忿怒相で右手右足を高く上げた勢いのある像容。垂迹とは、日本古来の神と仏教が習合してできた神のこと

      垂迹

    • 羅漢(らかん)・祖師(そし)

      法隆寺ほうりゅうじ木造聖徳太子坐像(奈良)。国宝。平安時代の造立で、4体の脇侍とともに安置される。羅漢とは、悟りを得た修行者を指すため、像は僧形に造られる。一宗一派の開祖である祖師や高僧も、信仰の対象となる

      羅漢祖師

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