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ドライアイになりやすい人の特徴と対策【医師執筆】

ドライアイになると目の乾きが気になったり、目が充血したりといった症状が現われます。そんなドライアイになりやすい人にはある特徴があるのだと、眼科医の森岡清史さんは言います。視力低下にもつながるドライアイになりやすい習慣と、その改善策をご覧ください。

森岡清史(吉祥寺森岡眼科院長)

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目次

  1. ○ドライアイをよくする生活習慣
  2. ○カラーコンタクトレンズに注意!
  3. ○ツボ押しと温めで血行促進
     
    • ドライアイをよくする生活習慣

      ドライアイになると、目の乾きが気になったり、目が充血したりといった症状が現われます。これらの症状を改善せずにいると症状が進行して、角膜の表面に傷がつくこともあるのです。そして、さらに酷くなると視力が低下する可能性もあります。
      ドライアイは、コンタクトレンズを装用している人に多い症状です。コンタクトレンズをしていてとくに症状がないという人でも、予防しておくに越したことはありません。角膜に合った大きさのコンタクトを選ぶ
      コンタクトレンズを長時間つけると、コンタクトレンズが異物として認識されなくなるため、涙の量が次第に減り、ドライアイになります。コンタクトレンズをつけるのは、1日12時間以内にしましょう。
      日本人の角膜の直径の平均は10~11ミリ、コンタクトレンズの直径の平均は14ミリ前後です。
      コンタクトレンズは、角膜の大きさに対して大きすぎても小さすぎても、目によくありません。
      サイズが違いすぎるとドライアイの原因になることもあります。自分に合ったサイズかどうか、買うときに確認しましょう。

      ドライアイ_生活習慣_コンタクトレンズ

    • カラーコンタクトレンズに注意!

      ファッションのためにカラーコンタクトレンズをつけている人もいると思います。カラーコンタクトレンズは、レンズ素材の間に着色剤が入っています。そのため、通常のコンタクトレンズと比べて性能が下がるだけでなく、厚みが出るのでその分目に負担がかかるのです。
      ほかにも、酸素透過率(目にどのくらい酸素が行き渡るかを表わした度合い)が通常のコンタクトレンズよりも低いという特徴もあります。酸素が不足すると角膜の細胞に負担がかかります。
      カラーコンタクトレンズを毎日つけるのは避け、決められた使用期間をかならず守りましょう。
    • ツボ押しと温めで血行促進

      ドライアイの対策として、加湿器を使っている人もいるでしょう。しかし、加湿器の水蒸気で補えるのは涙の3層構造のうちの涙液層だけです。
      3層構造をバランスよく潤わせるためには、涙を乾きにくくする油分を分泌しているマイボーム腺の働きをよくする必要があります。そのためには、ドライアイに効くツボを押すことに加え、蒸しタオルなどで目を温めて目の筋肉の緊張を緩め、血行を回復させることが大切です。

      ドライアイ_生活習慣_温める

1日3回ツボを押すだけで目はすぐによくなる

森岡清史

KADOKAWA

74-76,86-91,94-97,106-111,114-117,130-135より

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