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アーサナーのコツと注意点
ヨガでは緊張とリラックスのポーズを繰り返しを行うことで、身体をスーパーリラックス状態にすることができます。そのコツと行う際の注意点をご紹介します!
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目次
- ○アーサナは緊張&リラックスのサイクルを繰り返すのがコツ!
- ○アーサナのやりすぎはNG
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アーサナは緊張&リラックスのサイクルを繰り返すのがコツ!
引き寄せヨガの一番の特徴は、緊張のポーズとゆるめるポーズを繰り返すことです。
緊張とリラックスの繰り返しでスーパーリラックス状態に!動きのあるポーズをとりながら少しだけ身体を緊張させて、5呼吸。そのあとお休みのポーズでゆるみながら、5呼吸。そんなふうに、緊張とリラックスのサイクルを繰り返していきます。人の全身の働きを司っているのは、自律神経です。自律神経にはふたつあり、活動時や昼間に活発になるのが交感神経、安静時や夜に活発になるのが副交感神経です。この自律神経は、脳の視床下部というところがコントロールセンターになっているのですが、忙しすぎる現代人は、視床下部が過敏になっていて、なにかあるとすぐに交感神経が過剰に反応してしまいます。意識がつねに外に向いているので、電車が遅れた、上司に怒られた、恋人からメールの返信がこない、雨が突然ふりだした……そんなちょっとしたことでもすぐ過剰に反応してしまうのです。それが、心と身体の緊張につながるのですね。実は、あなたの人生の質を決めるのは副交感神経なのです。自律神経の点から説明すれば、過敏になった視床下部を休ませて、副交感神経の活動レベルを上げることさえできればあっというまにリラックスできます。ゆるまない状態というのは、それだけで苦しいものです。緊張が強いと血行が悪くなり呼吸も浅くなるので、肩が凝ったり、頭痛もちだったり、さまざまな肉体の症状としてあらわれます。自分でいることがとても居心地の悪いものになってしまいます。ヨガをすると気持ちがよいと感じるのは、呼吸が深くなり、副交感神経が高まって身体がとてもリラックスした状態になるからです。後ほど説明しますが、身体と心はつながっていますから、身体がゆるむと心もゆるみます。心がゆるむとさらに身体がゆるみます。そうすると、ああしよう、こうしようと思わなくても、そのままの自分でいることを居心地よいと素直に思えるようになります。この「居心地がいい」という状態がポイントです!居心地がいい自分を、必ずあなたは好きになります。居心地よくて気持ちがいい状態は、リラックスがうまくできている証拠でもあるのです。 -
アーサナのやりすぎはNG
しかし、そのヨガのやり方にはコツがあります。ただがむしゃらにアーサナをしても逆効果かもしれません。リラックスどころか、かえって交感神経の活動を活発にしてしまいます。たとえば、身体が硬いのに無理なポーズをとったりすると、あっというまに交感神経が働いてしまいますし、ケガにもつながりやすくなります。また、休みなく次々にいろんなポーズをして、ワンポーズにつき20秒キープというやり方は、そもそも運動量を増やすことが目的ですから、どちらかといえばエクササイズに近いものです。エクササイズの場合、筋肉に疲労物質である乳酸がたまってきます。当然、やりすぎるとどっと疲れがおそってきます。あなたが身体を動かしたあとに感じる〝まったりとした状態〞は、実はリラックスしたのではなくて疲労感なのかもしれません。エクササイズ的なヨガの効果は、見た目に明らかです。身体が柔らかくなったり筋肉がついたりということをすぐに実感できると思います。決してそれがいけないといっているのではありません。健康や美容のため、トレーニングのつもりでやっているということであれば、それはそれで全然かまいません。モチベーションアップには非常に役立つでしょう。でも、残念ながら、あまり引き寄せ力のアップにはならないかもしれません。あなたがすでにヨガをやっている場合、もしくはこれからヨガをはじめたいと思っている場合、それがエクササイズ的なものなのか、引き寄せにつながるアーサナなのか、気になりますよね。まず、一般論としてですが、エクササイズは動的(動きが中心)で、アーサナは静的(安定と保持が中心)です。エクササイズは速い動きで、アーサナはゆっくりです。エクササイズはエネルギーを消耗しますが、アーサナはエネルギーがあふれてきます。エクササイズは疲労しますが、アーサナはリラックスして疲れがとれます。エクササイズは自分をアピールしたり誰かと競争する心が強くなりますが、アーサナはありのままの自分に気づき自分を大切にする心が育まれます。アーサナはどんな流派のヨガでも似たようなポーズや動きをしますから、大切なことは〝どのように〞〝どれだけ〞やるかです。個人差があり人それぞれなのですが、どの程度のレベルを超えるとアーサナがエクササイズになってしまうのでしょう?実は簡単に見分ける方法があります。あなたがヨガをしたあとに食べたり飲んだり、プロテインやサプリメントをとったりと、外から何かを補う必要があるのであれば、それはエネルギーを消耗しているということですから、エクササイズになります。筋力や柔軟性のアップにはなると思いますが、あまり引き寄せ力のアップは期待できないでしょう。あなたがアスリートでないのであれば、スポーツやエクササイズは、あくまでも、「汗をかいて、爽快だわ!気持ちいい」と思える程度にしてくださいね。ヨガは疲れた身体のケアにとても効果的です。ヨガで疲れた身体をヨガでケアするって、ほんと笑い話みたいですよね。笑えませんけど(笑)。
身体がゆるめば願い事がどんどん叶う 引き寄せヨガ
1章 身体をゆるめて、願望の種をまくより
「ヨガ」で「引き寄せ」が起きる!? そう、起きるんです。 本書で紹介する「引き寄せヨガ」は、ヨガをして健康で美しくなりながら、どんどん願いを叶えていけるという魔法のようなヨガ。そのルーツは、ラージャ・ヨガというヒマラヤの伝統ヨガで、あらゆるヨガの元祖です。 普通ヨガというと、心身を整えるフィットネスのひとつとして定着していますが、このラージャ・ヨガは「心が健やかになること」を目指しています。 不思議なことに、この状態に自分を保っていると、ちょっとイメージしただけで、 望むものがどんどん引き寄せられてしまうのです! 「ヨガなんてやったことないし…」という人も心配ありません。身体が硬くても問題なし! 本書で紹介するヨガは、「緊張のポーズ」と「ゆるめるポーズ」を繰り返すだけのとにかくシンプルな動き。でも、その効果は宇宙レベルに本気でダイナミック。すいすい願いが叶ってしまいます。 実際、皇村先生の教室では、「会社がうまくいきだした! 」「10年ぶりに最高の彼氏ができた! 」など さまざまな「引き寄せ」が起きています。なぜそんな奇跡のようなことが起きるのかって……それは「身体」へのアプローチだからです。 「引き寄せ」では、自分をいつでも気分のいい状態にすることが大切と言われます。でも、意識だけを変えることって、実は難しい。 心と体は密接につながっているので、ヨガで身体にはたらきかければ、自然に心も気持ちがよくなる。しかも、「引き寄せヨガ」では、そのリラックスのレベルが普通のヨガとは断然違うのです! だから、これまでいろいろ引き寄せを試したけどうまくいかなかった、という人にも、 自信をもっておすすめできるのです。 「引き寄せヨガ」という魔法の習慣を手に入れて、なりたい自分になっていきましょう!!