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人生を否定されても傷つかない考え方
多くの人に支持される人間になりたいと思う一方で批判されるのが怖いという人がいますが、嫌われるのを恐れて人の意見に流されてばかりいては、自分らしく生きていくことができません。自分の信念を貫くためには、批判を受ける覚悟も必要です。自分らしく生きていくための覚悟の大切さを見つめ直す記事をあんちゃさんの著書よりご紹介します。
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目次
- ○誰かに好かれたいなら、誰かに嫌われる覚悟を持て。
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誰かに好かれたいなら、誰かに嫌われる覚悟を持て。
「多くの人に支持される人間になりたい」という人がいました。でも、その人は「批判されるのが怖い」と言ったんです。「嫌われるのは怖いから、なるべく波が立たないように支持されたい」と。はっきり言います。そんなのは、無理です。誰かに好かれるということは、誰かに嫌われるということなのだから。私(あんちゃ)は今までさまざまな分野で活躍している方とお会いしてきました。どんなに多くの人から愛されているように見える人でも、陰ではたくさんの批判と戦っています。ひとつの価値観を持つと、その反対の価値観を持つ人には面白くありません。誰かの生き方を支持することは、その反対の生き方をする人を支持しないことにもなります。だから、すべての人に愛されるなんてあり得ない。多くの人に支持されたなら、それと同じぐらいの人に嫌われるって覚悟しておくべきです。ただしひとつだけ、誰からも嫌われない方法があります。「どちらか1つ選べなんて言えません、私はどちらも好きです」という人は、誰からも嫌われることはありません。そのかわり、誰からも好かれないでしょう。脳科学者の茂木健一郎さんがツイッターでお笑い芸人を批判して炎上していました。「トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNL(サタデーナイトライブ)を始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」茂木さんご自身が嫌われる覚悟を持っているからこそ、できる発言だって思います。ここで批判されたお笑い芸人のしていることは、会社で働いていたころの私と同じかもしれません。「波風立たせたくないから、とりあえず上司の意向に従っておこう」「どちらかの立場をとれば嫌われるかもしれないから、中立の立場でいよう」そうやって、「自分がどうしたいのか」を決めず立場をぼやかす人たちは、あまりに多い。確かに、出世したいならそのほうが安全策なのかもしれません。でも、それは自分の人生を生きてないことになります。私もちょっと前まで、「誰にも嫌われたくない」側の人間でした。ハブられるのが怖い嫌われたくないひとりにされたくないだからまわりの意見には、「それいいね」「私もそう思う」と同意するだけで自分の意思を言わず、流されて生きてきました。「それいいね」「それは分かる」+「でも私はこう思う」と言えるようになると、一歩踏み込めるようになる。今はそれが分かります。自分の信念を貫くと、人から認めてもらえないこともあります。それでも、信念を貫かなくてはならない。そう覚悟している人の元には、やがて共感する多くの人が集まってきます。世の中の偉人の多くは、最初、異端児でした。あのアインシュタインだって、相対性理論で認められるまで時間がかかりました。アインシュタインは自分が正しいと思ったら、大教授相手でも反論するので、多くの人から変人扱いされて嫌われていたんです。実際、性格は傲慢で皮肉屋。浮気し放題で奥さんを散々泣かせたゲス男だったといいます(笑)。でも、自分の理論を証明するためには一切妥協しませんでした。そして、無邪気に科学を愛していたんです。そんな彼の味方は、最初はほんの数人。それが、やがて世界的に認められるようになっていったのです。それでも最後まで敵は大勢いました。レールから外れると、必ず妬む人や足を引っ張る人が現れます。日本では、「出る杭」を打つどころか、引っこ抜いて捨てようとしますしね。でも、足を引っ張る人たちは、あなたが困ったときに助けてくれるんでしょうか?そんな人たちの顔色をうかがって生きるのは、人生を無駄にしてしまいます。私が嫌われることを恐れたのは、お金がないからでもなく誰かに認められなかったからでもなく、「自分はこう生きる」という強い意思がなかったからです。強い意思がなかったから、自分の人生を否定され嫌われることを恐れたんですね。人に心を折られそうになったとき、折れるか跳ね返すのかを決めるのは、他でもない自分自身なんです。
アソビくるう人生をきみに。
CHAPTER3 自分を自由にする人間関係のつくり方より
20代から共感の嵐!ブログ開設1年で月間70万アクセスを超えた著者・あんちゃの「敷かれたレールの外れ方」凡人だって、自分の人生は自分の好きなように決めていい。取り柄がなくたって、好きなことを見つけて生きていい。特にやりたいこともなく、ただボンヤリ働いていた“フツー”の会社員だった著者が、好きなことを見つけて遊ぶように働き生きるようになった人生戦略とは?