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幸福度を高める付き合う人の選び方

よく「つきあう相手は選べ」と言われますが、具体的にはどのような人とつき合うと、より良い刺激を受けられるのでしょうか。上京して新卒で入社した会社を2年で辞め、フリーランスのプロブロガーとして活躍するあんちゃさんの著書から、彼女の実体験を含めてつき合う人の選び方をご紹介します。

あんちゃ(ニカミアンナ)

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目次

  1. ○自分の欲求に素直で、価値観の違いを受け入れられる人とつきあおう。
     
    • 自分の欲求に素直で、価値観の違いを受け入れられる人とつきあおう。

      よく、つきあう相手は選べって言われますよね。
      恋愛だけじゃなく、プライベートでも仕事でも、それは大事なポイント。
      私(あんちゃ)の場合、つきあう相手を選ぶ基準は、自分の欲求に素直で、価値観の違いを受け入れられる人。趣味や仕事、年齢、性別や考え方は違っても、自分に素直で、価値観の違いを受け入れられるとお互いに刺激をしあって相乗効果が生まれるんです。
      私は会社を辞めてから、自分が会いたいと思っている人たちに会いに行く旅に出ました。
      そのうちの一人が、イケダハヤトさん。当時『まだ東京で消耗してるの?』というブログを書いていたプロブロガーさんで、私が「ブログで生計立ててる人なんているの!?」という発見をするきっかけになった方でもあります。
      「会いたい会いたい」と言っていたら、なんと巡り巡ってお会いする機会をいただいたので、高知県まで行ってきました。
      イケハヤさんが住んでいるのは、嶺北地域と呼ばれている山間部にある町。山に囲まれ、緑の中に家がポツポツ点在しているような、のどかなところです。
      イケハヤさんは元々は東京で会社員生活を送っていましたが、ブロガーとして独立し、嶺北地域のツアーに参加したときにその地域の環境を気に入って移住したそうです。ブログでは自身の率直な意見を書いているので炎上することも多いんですが、ご本人はまったく気にしてない。そのメンタルの強さに憧れていました。
      実際にお会いしたら、「エネルギーとワクワクに満ち溢れている方だな」と感じました。
      まず、移住した理由は、「生活コストが本当に低い。たとえお金を稼がなくても、生活コストが低いからのびのび暮らせる」とのことでした。
      「東京って無意識に大量の無駄なインプット(情報)が入ってくるんですが、田舎にいるとそれがなくて〝自分と向き合う時間〞が増えたこと、そして何でも自分で試せる、作ることができるんですよねぇ」
      確かに、私が東京で働いて感じたのは「忙しくしていなければならない」という感覚でした。忙しくしていなければ収入が得られない。充実感が得られない。〝暇〞なことは悪である。そしてまわりも同じように忙しくしている。
      だから自分もせっせと動かなきゃと、目の前の仕事に追われ、自分と向き合う時間を無くしていました。時間だけは飛ぶように過ぎていっていたんです。
      やっぱり、環境を変えるっていうのは大事です。
      特に考えされられたのは、「東京にはモノが溢れすぎているから、自分で作らなくてもどこかにある。田舎はそれがないから〝自分で試す〞ことができるんですよ。ないものは〝買う〞のではなく〝作る〞」という言葉です。
      イケハヤさんは、地域の人にシカの解体やニワトリのさばき方を教えてもらったり、お祭りに参加したり、すっかり溶け込んでいるようでした。
      この〝自分で試す〞という行為が人生そのものを面白くする要因なのだろうな、と思いました。
      そんな言葉に触発されて、私もブロガーとして1年が過ぎた夏、札幌でしばらく暮らしてみました。ブロガーは東京でなくても仕事ができますし、札幌のような地方都市だとすぐに東京にも戻れます。何より、夏は涼しいですし。
      そんな風に、「こうしたい」という欲求に素直な人と交流していると、刺激を受けて、自分ももっといろんなことにチャレンジしたいって思えるようになるんです。
      たとえば、常識的に生きている人からすればイケハヤさんや私のやっていることは、きっと理解不能なはず。そういう人に理解してもらおうと努力するのは大変です。
      私はブログが炎上したときも、攻撃的なメッセージを書いてきた相手に反論しようとは思いません。価値観が違うんだろうなって、スルーしてしまう。
      夫婦やカップルでも価値観の違いで別れることが多いように、趣味やファッション、食べ物の好みが合う・合わないというのはたいした問題じゃありません。価値観の違う相手に、自分の価値観を理解してもらうのが、一番難しいんです。
      相手の価値観を変えることもできないので、「こういう考えもあるんだな」と受け入れるしかないって思います。
      たとえば、「お金と友情、どちらを大事にするか」とか。どちらを選ぶのが正しいというわけではありません。どちらを選ぶにも、それなりの理由はあるはず。
      こういった根本的な価値観が食い違っていたら、どうしようもないんです。
      お互いの価値観を受け入れる器があればそれだけで心は満たされます。
      こんなことを言っている私も、本当は人とコミュニケーションを取るのはそんなに上手じゃありません。ただ、ブログはいいトレーニングになっています。記事を誰に読んでほしいかを考えると、その人がどんなことに悩んでて、どうすればそこに解決のヒントを示せるか、どうすれば役に立てるかを考えます。
      これって普段のコミュニケーションでも必要なことですよね。
      相手のことを考えられる人は、間違いなく人生の幸福度が高まります。
      私は「相手」を常に意識するようになっただけで、日常のコミュニケーションも少し変わった気がします。
      コミュ力高めたい人は、ブログをやるのをおススメします。

アソビくるう人生をきみに。

あんちゃ

KADOKAWA

CHAPTER3 自分を自由にする人間関係のつくり方より

20代から共感の嵐!ブログ開設1年で月間70万アクセスを超えた著者・あんちゃの「敷かれたレールの外れ方」凡人だって、自分の人生は自分の好きなように決めていい。取り柄がなくたって、好きなことを見つけて生きていい。特にやりたいこともなく、ただボンヤリ働いていた“フツー”の会社員だった著者が、好きなことを見つけて遊ぶように働き生きるようになった人生戦略とは?

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