目次
- ○「美肌」と「野菜」は運命の恋人
- ○美肌の味方、ビタミンCは生野菜&果物から
- ○ビタミンCは「かける」だけでも
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「美肌」と「野菜」は運命の恋人
なぜ、美肌のために食事を整える必要があるのでしょうか?それには肌の仕組みが大きく関係しています。私たちの肌は大きく分けると、目に見えている「表皮」と、その奥にある見えない「真皮」の2つで構成されています。トマトを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。薄い表面の皮が表皮で、その中が真皮というイメージです。真皮は表皮の内側にあり、肌の大部分を占めているので、肌本体ともいえます。その中には主に「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」があり、肌を支えて形や弾力を保つ働きをしています。真皮が表皮をちゃんと支えている「美肌」の状態をつくるには、張り巡らされた多くの繊維から、水分や栄養を吸い上げてふくらませることが大切です。美肌というと外側からのケアに走りがちですが、化粧品の効果は真皮まで届きにくいといわれています。肌の仕組みを考えると、食を調えて、肌が喜ぶ栄養をしっかり真皮にいきわたらせる内側からのケアも必要であるということがわかります。 -
美肌の味方、ビタミンCは生野菜&果物から
美肌にとって必要な栄養素の代表「ビタミンC」。これは真皮を支えているコラーゲンが体内でつくられるときに必要なものです。強い抗酸化作用もあってエイジングケアにも活躍。また、美肌の大敵であるストレスはビタミンCをカラダの中から減らしてしまうといわれています。「美肌のためには野菜を食べましょう」「ストレスには果物でビタミンC補給」といわれるのは、ビタミンCの多くが野菜果物に含まれているからです。忙しいとなかなか意識して摂ることは難しいかもしれませんが、ビタミンCは摂り入れてもすぐにカラダの外に流れてしまうビタミンなので、日々の食生活の中で意識することが大切です。ビタミンCは「空気」「熱」「光」に弱いビタミンでもあるので、効果的に摂るには生野菜や果物から摂ることがおすすめです。ビタミンCが豊富な野菜果物は「ブロッコリー、赤ピーマン、柑橘類、イチゴ、キウイフルーツ」などです。私はよく、キウイフルーツを買っておいて、朝半分に切ってスプーンですくって食べたり、ランチタイムに食べようと、みかんをもって仕事に行くことがあります。どちらも手軽にビタミンCを補給できるのでおすすめです。 -
ビタミンCは「かける」だけでも
カクテルに刺さって出てくるレモンのように、レモン・すだち・かぼすを半月型に切り、絞って料理にかけるだけでもビタミンCは摂れます。かける対象は、冷たい料理のほうがせっかくのビタミンCを弱らせることなく摂ることができます。たとえば、冷たい蕎麦やサラダなどがイメージしやすいでしょう。最近では、レモンに器具をさすだけで、スプレーのようにレモン汁を霧状に絞れる便利グッズもあります。そうしたアイテムを上手く使ってこまめなビタミンC補給を楽しみましょう。こうして「野菜の栄養」と「それがどこに、どのように使われているのか」をほんの少し知るだけで、理想の肌に近づくスピードがアップします。
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