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マーガリンは体に悪いのか?「トランス脂肪酸」との関係【医師執筆】

トーストのお供として食卓にのぼることも多いマーガリンですが、どのように作られているかご存知ですか?植物性油脂であるマーガリンは、コレステロールを含まないヘルシーさを売りにされることが多いですが、実態としては人工的に作られた油であり、人体にあまり良くないと近年は言われています。人工的な油は何故体に悪いのでしょう。医師執筆の書籍からその理由をご紹介します。

藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)

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目次

  1. ○「プラスチック化した油」を食べるのか?
     
    • 「プラスチック化した油」を食べるのか?

      まずは腸に悪い油を紹介しましょう。ワースト・ワンはマーガリンです。
      マーガリンを日常的に食べていませんか? そうだとしたら、腸の状態が心配です。
      「植物油は体によい。動物性の油は体に悪い」。そんなふうによくいわれます。動物性の脂はコレステロールが多く、血液内で固まりやすいという理由から、「悪い油」のレッテルが貼られがちです。
      そこで現れたのがマーガリンです。「バターは体に悪い」とする風潮に目をつけた食品会社が、バターに代わるコレステロール・フリーの固形油をつくり出したのです。
      通常、植物油はほとんどが常温では液体です。バターのようにパンに塗ることはできず、パンの材料として使うこともできません。
      そこで、水素添加という方法で化学変化を起こすことによって、植物油を常温でも固形状に保ち、しかも空気中でも酸化せずに安定した品質に保てるものへと変えることに成功しました。それがマーガリンです。
      マーガリンは植物油であり、コレステロールを含みません。しかし、「コレステロール・ゼロ」=「健康によい」というわけではないのです。ところが、メーカーはそうした誤った情報を宣伝文句に使いました。消費者の多くが、マーガリンはバターより健康害がないと信じ、しかも安価であることから、気軽に食卓に載せるようになったのです。
      しかし、事実は異なります。脂肪を研究する化学者の間では、油に水素添加することを「オイルをプラスチック化する」ともいいます。水素添加によってトランス脂肪酸しぼうさんはつくられます。人工的につくられたトランス脂肪酸は、プラスチックと同じように、自然界がつくり出したものではありません。そして、プラスチックと同じように、体の中で分解されにくいのです。
      事実、トランス脂肪酸が人の体内に入ると、分解や代謝に大変なエネルギーと時間を費やすことがわかっています。その際、大量のミネラルとビタミンが使われます。この大変な作業を真っ先に強いられるのが、消化吸収の現場である腸なのです。

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