HALLOM(ハロム)

更新

関連タグ:

自己主張が強い人と無難に付き合う方法

コミュニケーションが苦手なタイプの人(以下、コミュ障の人)の中には、何かと「私が私が!」という自己主張の強いタイプの人は出来れば避けて生きていきたい人が多いのではないでしょうか。しかし、自己主張タイプは周囲に必ず何人かはいるもので、避けて生活するのは不可能といっても過言ではありません。そこで今回は『コミュ障のための聴き方・話し方』(印南敦史・著)から、コミュ障でも自己主張タイプの方と無難に付き合う方法をご紹介します。

印南敦史

  • 閲覧数:1,863 views

目次

  1. ○自己主張タイプの人を避けて生きていくのは不可能
  2. ○「上から目線」になっていることに気づけない人もいる
     
    • 自己主張タイプの人を避けて生きていくのは不可能

      みんなで話をする場などでは、「俺が俺が!」というように、なんとしてでも優先的に自分の話を聞かせようとする「自己主張タイプ」の人がいるものです。
      ちなみに僕は、相手が「たぶん、この人に話しても伝わらないだろうな」と思わせるような人だったり、あるいは「この人はいま人の話ではなく、自分の話を聞いてほしいんだな」と感じた場合などには、なるべく聞き役に回る傾向があります。
      自己顕示欲が強い人にも勝つ自信がないので、そんなときもやはり口を閉ざします。
      ですから「自分は自己主張タイプではない」と思っています。
      が、その反面、家族からは「また自分ばっかり話すんだから!」とか「まず一方的に自分の話を聞かせようとするけど、そういうのやめてくれない?」などといわれることもしばしば。
      ということは、自分では気づかないだけで、意外とそういう側面もあるのかもしれません。
      それはともかく、問題は「自己主張タイプとコミュ障とはキャラが正反対だ」という点。勝てる見込みのない天敵のようなものなのです。
      にもかかわらず、自己主張タイプはどんな人の周囲にも何人かはいるものなので困りもの。言い換えれば、社会生活を営んでいく以上、そういう人を避けて生きていくことは不可能だといっても過言ではないのです。
      そこでここでは、自己主張タイプと無難に付き合う、もしくはうまくやり過ごすための策をお伝えしたいと思います。
    • 「上から目線」になっていることに気づけない人もいる

      まず最初に考えておくべきポイントは、彼らがなぜ「俺が俺が!」と自己顕示欲を全開状態にしたがるのかということ。
      このことを分析するにあたっては、自分自身を俎上に上げてみるのがいいような気がしています。「僕はなぜ家族に自己主張してしまうのか?」という部分に焦点を当ててみれば、それがなんらかの糸口になるかもしれないからです。
      自分の心理状態を分析するというのもヘンな話ですが、「話を聞いてもらいたい」場合、どうやら次のようなことを考えているようです。

       ・なんとか関心を引きたい

       ・僕の話を聞いてもらいたい以上、誰かに割り込まれたら困る

       ・誰かがなにかを話したがっているなら、大きな声で話して、「いまは割り込めないよ」アピールをしようか

       ・もしくは、先に話させてから、こちらはゆっくり話すという手もあるな

       ・でも、先に話した誰かの話がおもしろければ、こちらの話が相手にされなくなるかもしれない

       ・話したとしても、興味を持ってもらえないことも考えられる

       ・だとしたら、なんらかのインパクトを与える必要がある?

       ・「聞いてくれ!」と、あえてストレートに口に出してみようか

      思いつくまま書いてみたのですが、なんとしてでも聞いてほしい感じで、我ながらちょっと情けないですね。
      しかし、こういうたぐいのことを考えているのは一般的な自己主張タイプにもいえるのではないかと思います。
      ところで、これらを確認すると気づくことがあります。それは、「聞いてもらう相手」に対する態度。つまり、これらの感情を抱くとき、おそらくは相手を信用していないのです。
      「なんとか関心を引きたい」と思うのは、関心を持ってもらえないかもしれないという不信感があるから。
      「誰かに割り込まれたら困る」のは、割り込まれるかもしれないと疑っているから。
      「誰かの話がおもしろければ、こちらの話が相手にされなくなる」と考えるのは、自分のことしか頭にないから。
      「興味を持ってもらえないことも考えられる」と予測するのは、心のどこかで相手に期待していないから。
      「インパクトを与える必要がある」なんて、どうでもいいことを考えるのは、「そうしなければ聞いてもらえない」という疑念があるから。
      「聞いてくれ!」といいたくなるのは、そこまで強く訴えかけないと伝わらないかもしれないと思っているから。
      そこには、相手を信じようとか、尊重しようという気持ちが欠けているのです。
      「どうせ聞く気がないんだろうから」と決めつけ、「こっちからアクションを起こすなり、インパクトを与えるなりしなければならない」と考えているともいえます。
      たとえば自分と家族との会話に当てはめてみた場合、もちろんそこに悪意は存在しません。家族なんですから当然です。
      ところがそれでも現実的に、自分でも気づかないうちに「上から目線」になってしまっているということ。だとすれば、「また自分ばっかり話すんだから!」というような反発を食らったとしても、なんら不思議はないでしょう。
      同じことは、一般的な対人関係についてもいえるはずです。
      大声で場を仕切ろうとしたり、人の話を遮ったりするなど、すべての自己主張タイプは相手のことを信用していないということです。
      といっても、僕はここで彼らを非難しようとしているわけではありません。「そういうものなのだ」ということを、頭に入れておこうということです。
      なぜなら彼らだけでなく、人間には誰しもそういう部分があるはずだからです。いってみれば、その度合いが大きいだけの話。
      そう考えれば、自己主張タイプも多少は許せる気がしませんか?
      基本的に人間は、自己主張をしたがる生き物。そう認識すれば、自己主張タイプが場を仕切って話し続けていたとしても、さほど気にならなくなるでしょう。

人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方

印南敦史

日本実業出版社

若い頃から「コミュ障」を自覚していた著者が、ライターやラジオ番組のパーソナリティーとして、初対面の人の取材を数多くこなせるまでになった「頑張らずにうまくいくノウハウ」を初公開。読めば「これなら自分にもできるかも」と実感するはず!

     width= 楽天ブックス

関連記事

この記事に関するタグ