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コミュ障の特徴と治すコツ

目上の人や有名人など、自分よりも優れているような人と接すると誰しも緊張するものです。自分をコミュニケーション下手(コミュ障)だと自認している方はなおさらです。とはいえ、そういう方と接する機会がどうしてもある人もいるでしょうし、また、そんな人だからこそチャンスがあるなら色々と話してみたい気もしますよね。コミュ障を自負する作家・印南敦史さんが、ご自身の経験をもとに書かれた著書『コミュ障のための聴き方・話し方』から、どんな相手とでも気負わずに話せる方法をご紹介します。

印南敦史

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目次

  1. ○有名人であろうが一般人であろうが人としてまったく変わりはない
  2. ○ビビる気持ちが薄れたらいまよりもう少し相手に興味を持ってみよう
     
    • 有名人であろうが一般人であろうが人としてまったく変わりはない

      もの書きという仕事柄、これまで数多くの人々にインタビューしてきました。
      スタートラインが音楽ライターだったこともあり、音楽業界で活躍する有名人を取材することが少なくありませんでしたが、その一方で、サラリーマンから商店主まで、いわゆる一般人といわれる人たちからも、たくさん話を聞く機会に恵まれました。
      振り返ってみれば、こうした経験がコミュ障脱却にとてもいい影響を与えてくれたと思っています。
      特によかったのは、音楽ライターという立場だけに縛られてこなかった点です。
      ライターのような仕事をする場合、得意分野を持っているほうが圧倒的に有利です。しかしそこには、「その世界だけしか見ることができない=視野が狭くなる」というデメリットもある気がしていました。
      だとすれば、それは避けたいところでしたし、そうでなくとも、いろいろな世界を見たいという気持ちが僕のなかには常にあるのです。
      そこで、手段としてはうまくないのかもしれないけれども、音楽ライターを続ける一方、ジャンルを問わないフリーランスライターとしてもいろいろな仕事をしてきたのです。その結果、あらゆる世界に生きる人に話を聞くことになったというわけです。
      僕は、有名人であろうが一般人であろうが、人としてまったく変わりはないと思っています。
      早い話が、「だって、同じ人間じゃん」ってこと。
      人間である以上は、喜ぶこともあれば、悩むこともあるでしょう。成功することもあれば、失敗することだって当然あります。そういう意味において、有名か無名かはまったく無関係だと考えているのです。
      しかも、同じ人間である以上、「有名人の人生はおもしろいけど、一般人のそれはおもしろくない」などということは絶対にあり得ません。知名度に関係なく、各人の生きて来た道のりにいろいろなストーリーがあるもの。だからこそ、人から話を聞けば例外なく楽しく、興味深く、ためになるのです。
      もちろん話を聞くときは、年齢や立場を念頭に置いて礼儀を踏まえるのが大前提ですが、学歴があるとかないとか、いい企業に勤めているとかいないとか、容姿がいいとかよくないとか、そういうことはなんの関係もなく、「人間として同じ」です。
    • ビビる気持ちが薄れたらいまよりもう少し相手に興味を持ってみよう

      とかくコミュ障の人は、相手のことを大げさに捉えてしまいがちなのではないでしょうか。
      「自分よりもすごそうだ」
      「能力が違いすぎる」
      「きっと勝てない」
      でも、実はそういったたぐいの不安は、単なる思い込みにすぎません。人にはそれぞれ得意分野がありますから、目に見える部分で優っているように見えたりするだけ。本質はさほど変わらないということです。騙されたと思っていただいてもかまいませんので、まずはそのことを信じてみてください。
      そう考えることに慣れてくると、人から話を聞くことが重荷でなくなっていきます。
      すぐ気持ちを切り替えることは難しいかもしれませんが、人間は物事を習慣化することができます。そこでとりあえず、「人間なんて、みんな一緒」と自己暗示をかける習慣をつけてみてほしいのです。
      逆に考えれば、「なんだかすごそうな人だ」とか「有名な人だ」とか、そういうことにとらわれすぎるから、ビビッたりアガったりしてしまうのです。でもそれは、自分の苦手意識やコンプレックスが生み出す単なるイメージにすぎません。
      だとしたら、そんなものに翻弄され続けるのは時間の無駄。僕自身がかつてはビビる側だったので、経験的にそれは自信を持って断言できます。
      そして気持ちを楽に持てるようになったら、次にすべきは好奇心を全開状態にすることです。コツは難しいことを考えない、それだけです。

       ・この人は、どうしてこういう考え方をするようになったんだろう?

       ・どういう家庭に育ったのかな?

       ・学生時代は、こんなタイプだったんじゃないかな?

       ・頑固そうに見えるけど、実は繊細な部分があるんじゃないかな?

       ・人から誤解されやすいタイプなのかな?

       ・自己表現がうまくないな。でも、そこが人間くさくていいな。

      こんなふうに相手の話を聞きながら、勝手に想像してみるわけです。すると不思議なことに、どんどん聞きたいことが増えていきます。相手に興味が湧いてくるのです。その結果、相手に対する肯定的な感情が増していきます。

人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方

印南敦史

日本実業出版社

若い頃から「コミュ障」を自覚していた著者が、ライターやラジオ番組のパーソナリティーとして、初対面の人の取材を数多くこなせるまでになった「頑張らずにうまくいくノウハウ」を初公開。読めば「これなら自分にもできるかも」と実感するはず!

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