目次
- ○ストレスがたまって押しつぶされそうではないですか?
- ・閉空間大型
- ・閉空間小型
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ストレスがたまって押しつぶされそうではないですか?
「京」の字、これでその人の「元気度」がわかります。これは「口」部分の内部の空間(閉空間)の大きさで見ます。上に示した2つの「京」の字。ひとつが中学生の文字で、もうひとつが年配の方の文字です。どちらが年少者でどちらが年配の方か、見ればなんとなくおわかりになるかと思います。答えは「口」の閉空間が大きいほうが年少者、小さいほうが年配の方。ではなぜ、若い人はこの閉空間が大きくなって、年配の方は小さくなるのか。一概に年齢だけで測れるものではありませんが、閉空間の大きさは気力や体力の充実度と密接に関係しています。人間、歳を取ると、徐々に肉体的な機能が衰え、体の自由がきかなくなっていきます。体の自由がきかなくなると、気力も少しずつ削がれ、萎えてきます。そうした心身の衰えや萎えが、文字を書く際の活力不足につながり、閉空間をこぢんまりとした大きさにしてしまうのです。閉空間の大きさは人のエネルギー量や生命力の大きさ、モチベーションの高さなどを示します。閉空間が外に大きくふくらんでいる人は、生命力がみなぎり、体内のマグマが外に噴き出さんとするかのような若々しさがあり、行動的でタフ、明るく親しみやすい印象があります。逆に、体力や気力が衰えエネルギーが不足すると、この閉空間がどうしても小さくなりがちです。ただし、この閉空間は単純に大きければいいというものでもありません。例にあげた「京」の場合、「口」の空間を大きくすると、上のなべぶた(亠)の第2画横線との間が必然的に狭くなります。窮屈な空間が生じることがわかっていながらそれをかえりみず閉空間を大きくするということは、自分さえよければいい、周りがどうなろうと知ったこっちゃないという身勝手な心にも通じます。若い人に【閉空間大型】が多いのは、社会や環境とのかかわり方の未熟さが影響しているものと思われます。一方、社会人となって自分の立場をわきまえてくると、自己中心性がなりをひそめ、周囲とも適切な距離感を保てるようになります。そうした心がけが、「京」のなべぶたとの空間も適度な間隔におのずと調整し、それにともなって閉空間も適度な大きさにとどめます。見た目にも、閉空間がやたらに大きいのは幼稚で野暮ったい印象があり、ほどよい閉空間は洗練された大人の気品や知性の高さを感じさせます。ふだん閉空間の大きめな人が、突然【閉空間小型】になることがあります。その場合、疲れやストレスなどで気づかないうちに心がSOSを発している可能性も。また高齢になるとどうしても閉空間が小さくなりがちです。なるべく大きめに書くことを心がけることで、気持ちに若さを取り戻すキッカケにもなります。
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・閉空間大型
エネルギッシュ・モチベーション高く活力あり
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・閉空間小型
エネルギー不足・心身に疲れやストレスがある
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