目次
- ○自炊したくない場合
- ○1日、もしくは2〜3日のスパンで計画する
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自炊したくない場合
寝かせ玄米は、その名の通り、数日たつごとにますますおいしくなっていく玄米ご飯です。この寝かせ玄米が常時あるようにしておきましょう。粗食が体に適しているA型には、この寝かせ玄米を中心に食事を構成すると、体がとても元気になっていきます。たとえば、帰宅が遅くなり調理が難しい日には、寝かせ玄米に本物の梅干し、味噌汁だけがあれば、A型には十分なごちそうです。発酵菌が生きている本物の味噌があれば、味噌汁はわざわざつくらなくても大丈夫です。お椀に味噌と乾燥ワカメを適量入れてお湯を注いでください。本物の味噌であれば、出汁がなくても、簡単においしい即席味噌汁ができます。そこに納豆か卵があれば、最高のごちそうになるでしょう。納豆についている出汁しょう油にも食品添加物は含まれます。それは使わずに、旨味の生きた本物のしょう油をたらしましょう。本物のしょう油でつくる納豆ご飯や卵かけご飯は、絶品です。そんなことを想像していると、食欲がそそられ、生唾が出てきませんか。O型の人に同じ話をしても、こうはなりません。彼らは肉を欲する体質をしているからです。しかし、A型は素材にこだわった粗食さえあれば、豪華なごちそうになるのです。これほど安上がりで、健康的な体はないでしょう。 -
1日、もしくは2〜3日のスパンで計画する
そうして、時間に余裕があるときに、野菜を多めに食べておきましょう。1食ですべてをそろえなくても、1日のスパンで考えれば大丈夫です。1日では難しいときには、2〜3日で考えてもよいでしょう。ただそれは、寝かせ玄米を食べ、素材にこだわった粗食をしているときに可能な話です。食品添加物などの化学物質が体に入ってきてしまうと、大事なミネラルやビタミン類がどんどん消費されてしまうので、野菜の少ない食事では体調がおかしくなってしまいます。忙しい際の野菜不足を補うもう1つの方法は、時間のあるときに青菜のお浸しを多めにつくり置きしておくことです。数日で食べきれるならば冷蔵庫でよいですし、1週間分を考えるならば、密閉容器に入れて冷凍保存するとよいでしょう。本当の贅沢をしてください。本当の贅沢とは、自分の心身の肥やしになる食事です。贅沢というと、フレンチや会席料理などの高級料理を思い浮かべるでしょう。そうした料理は高価ですが、食養にはなりません。単なる娯楽です。ときにはレジャーも大事ですが、毎日遊んでもいられません。私たちにとって必要なのは、自分の心身を養う食養となってくれる食事なのです。
ポイント素材にこだわった食事こそ、最高の贅沢
A型の食事で大事なのは、素材にこだわることです。
素材にこだわると食費が高くなると思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。余計なものを買わなくなれば、むしろ、食費はかからなくなるのです。
A型の食事の基本は、玄米ご飯と梅干し、漬物、野菜、味噌汁です。
ここに魚や卵、納豆、豆腐などのたんぱく源を適宜加えてください。それだけでよいのです。ステーキを食べようと思えば、1人前で安くても1000円はかかるでしょう。しかし、梅干しであれば1000円あれば何日分買えるでしょうか。
A型にめざしてほしいのは質の高い粗食です。それがA型の心身にとって最高のごちそうです。この世でいちばんの豪華な食事とは、質の高い粗食だと私は思うのです。
「調味料や素材にこだわったら、お金がかかって大変」という人は少なくありません。しかし、素材を選んで食べていれば、病気になりにくくなり、のちのちの医療費も違ってきます。こうやって考えると、どちらが経済的といえるでしょうか。
コンビニエンスストアやスーパーの惣菜やお弁当、パン、レトルト食品、ケーキなどのスイーツ、スナック菓子やチョコなどは、なるべく口にしないことです。口にする加工食品は、必ず原材料欄を見るクセをつけてください。
どうしても食べたいときには、食品添加物という化学物質を体に入れることを意識することです。そうした意識づけをしていくと、仕事で帰宅が遅く、自炊が難しくても、コンビニやスーパーの惣菜売り場から、自ずと足が遠のいていくことでしょう。
A型のための病気にならない食事のルール
第3章「決定版」A型のための病気にならない5つのルールより
本書ではA型の人が食べて良いもの悪いもの、またその理由についてわかりやくまとめてあります。「血液型は眉唾もの」--と思い込んでいる人こそ実践してみてください。驚くほど効果があります。