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元気のない人を励まさない方がいい場合とその時の対処法
悩んでいる時、正論やアドバイス、励ましの言葉が素直に受け入れられないことはありませんか?元気のない人に必要なサポートは別のものだったのです!
野澤卓央さんが自らの悩みや失敗体験、尊敬する人々からの教えをもとに執筆した『自分を変えるほんの小さなコツ』より人間関係で悩まなくなるコツをご紹介します!
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目次
- ○目の前の元気のない人を応援するたった一つのコツ
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目の前の元気のない人を応援するたった一つのコツ
あなたの目の前に、落ち込んでいる人や元気がない人がいたらどうしますか?その人に元気になってほしいと思い、「こんな考え方もあるよ~」「こんなふうにしてみたらどう?」などと、相手を励ましたり、アドバイスを送ったりするかもしれません。しかし、ひどく落ち込んでいる人は、正論やアドバイス、励ましの言葉をもらっても、それを受け止められないことがあります。頭ではわかっているのに相手の言葉や、親切心を受け止められないことで、さらなるストレスを生むことさえあるのです。では、目の前の人を応援したいと思ったときはどうすればいいのか?それは……、相手の心に寄り添うこと。今、僕が大切にしているのは、相手の気持ちや状況を変えようとするのではなく、「つらいんだね」とただ共感すること。相手がなんらかの怒りを抱えているのであれば、「そんなことで怒らなくてもいい」とか「怒ってもいいんだよ」ではなく、「怒っているんだね」と、相手の気持ちと現状をまず受け入れること。相手が、今感じている気持ちを尊重することが大切です。これを意識するようになったことで、それまで落ち込んでいた人が驚くほどはやく元気になるようになりました。さらに、自分自身が苦しんでいる相手に対して、「何かしてあげないといけないけれど、何をしてあげればいいかわからない」と悩むことも減りました。僕のなかにある「困っている人をなんとかしてあげたい」「人の役に立ちたい」と願う気持ちの裏には、人の役に立つことで自分の存在価値を証明したいという気持ちが隠れていました。今はそんな自分の気持ちにも寄り添い、そして相手にも共感できる、そんな人を目指したいと思っています。
<小さなコツ>悩んでいる人には、アドバイスではなく共感でサポートする。
自分を変えるほんの小さなコツ
第5章人間関係で悩まなくなるコツより
小さいころから刷り込まれてきた、「努力すれば、がんばれば、幸せになれる」という思い込みを、いったん疑ってみてください。 じつは、自分をすり減らさなくても、幸せを手に入れることはできるのです。 本書には “むくわれる努力"を“ほどよく"行うコツが書かれていています。それらのコツを知ることで、あなたを幸せに導く「新たな道」が見えてくるはずです。