目次
- ○うまくいかない相手と最高の人間関係を築く方法
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うまくいかない相手と最高の人間関係を築く方法
身近な人との関係をできればよくしたいけれど、相手が無関心だから無理、価値観が合わないから難しい……、と思っていたとき師匠から教わったことがあります。関係をよくしたいけれど、相手には自分と話し合う気がない。そんな状況から抜け出すコツとは……、自分がすべきことは、その人との最高の関係を思い描き、その半分をやりきること。
「相手とどんな関係になれば最高なのか?」「その人とどんな関係になりたいと思っているのか?」と自分に問いかけ、紙に書きだす。
たとえば、夫婦であれば、「どんな夫婦でありたいのか?」と、理想の関係を思い描き、紙に書く。そのことを2人で話し合えれば最高だけど、それができないときは、まず自分から実践する。「相手が何もしてくれないのに、自分だけが相手のことを考えて行動したら損をする」と考えてしまいがちだけど、人間関係に損得勘定を持ち込むと、けっしていい方向には向かわない。
もちろん、自分が100%やりきったとしても、関係がうまくいくとはかぎらない。でも、それでもやりきれば、次のチャンスやステージが必ず舞い込んでくる。
「相手が無関心だから無理」「結婚した相手が悪かったからしかたない」「気が合わないから難しい」というのはかんたんですが、そのまま放っておいても自分の人生や相手との関係がよくなることはありません。
人間関係を学ぶことは、人生の課題のなかでも大切なこと。相手の出方に合わせて駆け引きする人や、相手によって言動を変える人たちが、心から信頼し合える人間関係を長きにわたり築けるとは思えません。結果がどうであれ、相手がどうであれ、自分の望みに気づき、そのうえで相手との最高の関係を思い描き、その半分を自然体でやりきること。それが人間関係に恵まれて生きるコツなのかもしれないな。
<小さなコツ>最高の関係を思い描き、その半分を自然体でやりきる。
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