目次
- ○財布
- ○名刺入れ
- ○手帳
- ○ペン
- ○靴
- ○腕時計
- ○鞄
- ○傘
- ○ハンカチ
- ○鏡
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財布
レシートや領収書でお財布がパンパンで整理されていないのは良くありません。できるだけ早くお財布から出して整理することをおすすめします。普段使っていないポイントカードや病院などの診察券もお財布から出すようにしましょう。できればお財布は二つ折りの長財布で小銭入れは別に持った方がすっきりします。クレジットカードやキャッシュカード、お札の方向を合わせている方がきちんとしていて好印象です。時にはクレジットカードのグレードを見られていることもあります。また、お札はできれば新券を持ち歩くようにすると、周りから一目置かれます。 -
名刺入れ
いただいたお名刺を入れっぱなしにしない。これが大原則です。名刺入れもお財布と同じようにパンパンに膨らんでいるのは良くありません。いただいたお名刺は、いつ、どこでお会いした、誰からの紹介の方か、お顔とお名前、お話しした内容など記憶が定かなうちに整理し名刺管理ソフトや電話帳などに入力してから名刺ファイルに整理整頓しておきましょう。名刺を交換する機会が多い方は自分の名刺を切らさないように気をつけましょう。 -
手帳
よくやってしまうのが、手帳にA4の紙を何枚も畳んで挟んでおくこと。でもそうすると、かさばってしまいます。手帳をすっきりとさせておくと、時間の管理がしっかりしている人に見えます。最近はスケジュールの管理はクラウドでしている方も多いと思いますが、個人的には併用されることをおすすめします。また、名刺を切らしてしまった時のため、手帳や財布の中に予備の名刺を何枚か忍ばせている方がいますが、汚れたり折れたりしやすいのであまりおすすめしません。 -
ペン
人前で出すことの多いペンは良いものを持たれることをおすすめします。メモを取っている手元などは、意外に見られているものです。とくに、ビジネスのシーンで安物のペンなどを使っていると、「この人に仕事を任せて大丈夫かな?」と思われかねません。契約書などの大事な場面で自分の名前を書くのに相応しいペンを一本持ち、大切にしましょう。一生大切にしようと思えるペンと出会えたら、それは幸せなことです。 -
靴
「良い靴を履きなさい。良い靴は持ち主を良い場所へ連れて行ってくれる」という言葉を耳にしたことがあります。個人的には本当にそうだなと感じています。自分で靴を磨くのもよしですが、時にはプロに任せて磨いてもらうと靴がイキイキします。靴は、場面によっては脱ぐ機会もあります。その時、外側はきれいでも中が汚れていると、「意外とだらしない人」という印象になってしまいます。外側だけでなく中敷きなども含め、きれいで清潔に保つことが大切です。特に女性の場合、ハイヒールを履く人はまめに手入れをしましょう。ヒールの金具が出てカツンカツンと音をさせていたり、革が伸びてかかとに隙間があいているのに履き続けたりするのはやめましょう。 -
腕時計
スマートホンが普及し時間はスマホで確認するから腕時計は必要ない……そう思われている人も少なくないのではと思います。ですが、ビジネスやフォーマルの場で時間を確認するのにスマホを出すのは、あまり洗練されていない印象です。「いい時計は一生もの」とよく言いますよね。服がシンプルでも、良い時計をしていると一気に格が上がります。人が身につけている物を見る時、まず見られているのは時計といっても過言ではありません。ペンと同じように人の目に触れることの多い腕時計も、あなたの雰囲気に合う、いいものを持たれることをおすすめします。もしできるなら、少しくらい分不相応でも、見栄を張ってもいいですから、高級時計と言われる腕時計を一本持ってみましょう。靴同様、あなたを高みへと誘ってくれるはずです。 -
鞄
「バッグの中はあなたの頭の中と同じ状態だ」と言われたことがあります。これはバッグの中に限らず自分の家や部屋も同じですが、乱雑で整理されていない状況は、良い環境とは言えません。散らかった部屋は、頭を混乱させ、作業を非効率的にし、ミスを増やします。鞄の中のどこに何があるのかを把握し、すぐに出せるようにしましょう。また靴と同様、手入れを大切に。鞄は持ち手のところや縁のところを新しいものに替えて補修したり、ファスナーを新しいものにするだけで、新品のように生まれ変わることができます。 -
傘
せっかく、素敵なアイテムを身につけていても、雨の日にビニール傘をさしていたら全てが台無しに……。ビニール傘は手軽で安価ではありますが、ぜひ、長く使えるいい傘を持ちましょう。憂鬱になりがちな雨の日も、華やかな色彩の傘を持てばハッピーな一日になります。 -
ハンカチ
最近はタオル生地のハンカチを持っている人も多いように思います。確かに、吸水性は高いと思いますが、個人的にはあまり清潔感やおしゃれさを感じません。一方、きれいにアイロンのかかったハンカチは、清潔感だけでなく品の良さ、女性らしさも感じさせます。ハンカチを人に貸す場面や、手をよく拭く場面もあるかもしれないので、2、3枚持ち歩くのがスマートです。 -
鏡
鏡は自分の姿を映すものです。鏡が汚れていると、自分までも汚れて見えます。でも、鏡がぴかぴかだと、心まで澄んでくるように感じます。高価なお化粧品を買う前に、まずは鏡をきれいに保つことが大切です。化粧ポーチの中の鏡やコンパクトに付いている鏡などは汚れやすいので要注意です。以上、10のアイテムについて書かせて頂きましたが、どのアイテムにも共通することは、きちんとメンテナンスをして長く大切にすること。そうすることで愛着が湧いてきます。物を大切にする人は、人間関係も大切にする人に育つのではないかと思うのです。
変わりたいと思ったら、まずは身の回りのものの整理と手入れを。
外見というのは、身につけている物や所持している物で印象が大きく変わります。身の回りにあるものから、内面がにじみ出てくるのです。
とはいえ、人は相手の持ち物の何を見て判断しているのでしょうか。
もし、ビジネスやフォーマルなシーンで人からより良く見られたい、大切にされたいと思われるなら、次にお話しする10のアイテムを意識なさるといいと思います。
また会いたいと思われる人になる大人の教科書
第2章 身だしなみについてより
社会人になりたてで、「今のふるまいは大丈夫だったかな?」と思うことが多い人や、周囲からは立派な大人と思われていらっしゃる方でも、「実践できているかな?」と確認したい方におすすめです。