目次
- ○クマはストレッチとマッサージで退治する
- ○ハンドクリームだけじゃない、差がつくハンドケア
- ○慌てて寝ない、美容液になる睡眠を!
- ○美肌のための夜の過ごし方
- ○体の冷えで美肌が逃げていく!
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クマはストレッチとマッサージで退治する
化粧品では改善できない目の下のクマある日、目の下にクログロとしたクマを発見して呆然としたことがありました。実はそのクマの正体、ちょっと無理して細いサイズを買ってしまったウエストニッパーのせいだったのです! よく「締め付ける下着はよくない」と言いますが、数時間の着用で顔まで影響してくるとは……。当たり前のことなんですが、ウエストも顔も、体ってつながっているんですね。慌ててウエストニッパーを外し、ストレッチをしたり、顔周りをマッサージしたりしていたら、黒々としたクマはすっと消えていきました。「目の下のクマが気になっています。どうすればいいですか?」と相談受けるのですが、残念ながら、クマというのは、化粧品で治るというものではありません。クマの原因は血行不良で、顔の血液やリンパの流れが悪くなってしまい、皮膚が薄い目の周りが黒くなって表れてくるからです。首肩ストレッチでクマ改善!そこで効果的なのが首のストレッチと顔周りのマッサージです。ちょっとした時間にできる簡単なものですし、クマだけでなく、くすみの予防にもなります。肩、肩甲骨までしっかり回せると、顔の血行がよくなってほんのりピンク色になることすらあるんですよ! コリや疲れが出てくる前に、首肩のストレッチと顔周りのマッサージを。頭皮マッサージもおすすめです。首肩ストレッチ①前を向いた姿勢から、息をはきながらゆっくりと頭を横に引っ張ります(左右とも行います)。
②顔の周り(髪の生え際)に、指を置いてクルクル回し、これを後頭部までずらしていきます。
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ハンドクリームだけじゃない、差がつくハンドケア
顔と同じケアを首と同じく、「年齢を隠せない場所」と言われる手のケア、みなさんどうしていますか? 手が荒れやすい方に気を遣って欲しいのが、顔と同じく、洗うものです。私も外出先で備えつけの手洗い洗剤で手を洗うとすぐにガサガサになってしまいます。手が荒れやすい、乾燥しやすい人は、顔や体を洗っても肌荒れしないような優しいものを選びましょう。私は体を洗っているアロマシャンプーを自宅と事務所の洗面所に備えています。特に乾燥する冬は、ハンドクリームの前に化粧水を使うことをおすすめします。私はいつも化粧水とハンドクリーム両方を持ち歩いていて、外出先で手を洗った後は、まず化粧水をすり込んでいます。たっぷり浸透させた後に、ハンドクリームをしっかり塗っています。ハンドクリームは、手の甲にのせて、手の甲同士をこすり合わせて浸透させます。これだと手のひらがベタベタにならず、しっかり手の甲が保湿されます。最後に余った分を指先の一本一本に丁寧にすり込みます。ハンドパックや手袋保湿もおすすめそして、手がキレイな人が必ずやっているのが、「ハンドパック」(下記参照)と寝ている間の「手袋保湿」です。ハンドパックは、日中の時間があるときに。夜はたっぷりハンドクリームを塗った後、グローブをつけて「お休みなさい。」寝ている間にだいたい手袋はぬげてしまうのですが、それでもいいんです。数分間か数時間は、ちゃんと保湿されていますから。少しの間でも「保湿できるなら……」という気持ちでやってみましょう。翌朝のプルルンとした自分の手に感動しますよ!ハンドパック①ティッシュを手の甲にのせ、化粧水をたっぷりスプレー。
②ビニール袋をかぶせ蒸らしてパックします。
※右左交互にやってもOKです。
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慌てて寝ない、美容液になる睡眠を!
睡眠は最高の美容液?22時から夜中の2時は、「美肌のためのシンデレラタイム」というのは、よく耳にすると思います。確かに夜更かしが続くと、肌荒れしたりメイクのりが悪くなったりしますよね。でも、ただ単に22時に寝ればいいというものでもありません。例えば夜帰って、夕食を何とかすませ、お風呂に入って寝たとします。「やった~、なんとか22時に間に合ったわ!」と思うでしょう? でも食事をすると、体は消化吸収にエネルギーを費やし、胃腸も肝臓もフル回転します。肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどをつくったり、老廃物を分解したりといった美肌に必要な働きは後回しになってしまいます。血液も汚れたままのため、肌の修復に必要な酵素や栄養分も届きにくく、老廃物の回収も難しい。つまり、「美容液になる睡眠」とは、ただグーグー寝てしまえばいいというのではなく、「体を休める=胃腸も休んでいる状態」が必要で、「肝臓が体の浄化ができる準備が整っている」ことが重要なのです。美肌づくりに必要な「成長ホルモン」の分泌が盛んになる入眠後3時間に、その状態ができているといいわけですね。これが本当の意味での「良質な睡眠」であり「美容液になる睡眠」なのです。慌てて22時に寝るのではなく、ゆっくり食事して、ゆっくり入浴して、ゆっくり眠る準備を整えてから睡眠に入りましょう。どうしても夜遅くなりがちな方は、消化のよいものを少しだけ、よく噛んで食べるようにしましょう。もちろん、お酒はアルコール分解に肝臓に負担が掛るので、ほどほどに。朝時間を充実させて朝型へ夜型から朝型にシフトするコツは、早起きが楽しみになるように工夫することです。おいしい朝食を用意する、カフェでコーヒーを飲むなどちょっとした贅沢をする。ブログを書く、読書をするなど、朝時間を充実させる目的をつくりましょう。 -
美肌のための夜の過ごし方
良質な睡眠のためにストレスや不規則なライフスタイルが原因で、不眠症になってしまう方が増えています。せっかくシンデレラタイムにベッドに入れても、眠れないのではもったいないですよね。深刻な場合はきちんと治療することが必要ですが、そうでない場合は、次のようなことに注意しましょう。・太陽光を浴びて体内時計を正常に。朝起きたら、カーテンを開けましょう(もちろん、UVカットを塗ってから)。
・寝る1~2時間前は部屋の照明を控えめにし、間接照明などに切り替えましょう。
・寝る1~2時間前は、スマートフォン(携帯電話)やパソコン、テレビを消しましょう。
これらは睡眠の質を高める「メラトニン」というホルモンの正常分泌を促します。他には、軽いストレッチやマッサージ、ゆったりとした音楽、ホットミルクやハーブティーなど温かい飲み物も効果があります。本を読むなら活字の多いものより、写真集のようなものを。また、リラックス効果の高いアロマを香らせるのも交感神経がスイッチオフとなりおすすめです。大好きなラベンダーを香らせながら、ベッドの上でストレッチしたり、旅行のガイドブックをパラパラめくるのが、眠る前の私のお気に入りの時間です。夜におすすめのアロマラベンダー:イライラをストップしてスイッチオフ
オレンジ:不安や心配をストップしてスイッチ
オフカモミール:さみしさを和らげる
イランイラン:焦燥感を和らげる
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体の冷えで美肌が逃げていく!
冷えは美肌の大敵です!冷えは肩こりなど体の不調だけでなく、血流が悪くなることによって起きる肌荒れ、くすみやクマ、むくみなどを招く、美肌の大敵でもあります。特に夏場、冷房で肩が冷たく冷えてしまっていることはありませんか? 肩が冷えて固まってしまうと、顔の血流も当然悪くなってしまいます。ストレッチをこまめにしたり、暖かいものを羽織るなどして、冷えないようにしましょう。夏もシャワーだけでなく、湯船にもきちんと浸かって、ゆっくり温まることを心掛けて。冬は「くつ下がないと眠れない」という人は、ぜひ半身浴を習慣に。37~38℃くらいのお湯に胸の下までゆったり浸かるのがポイントです。肩が冷えないように乾いたタオルを掛けて保温しましょう。美肌の人はお風呂好き、冷え知らずです。
肌がキレイな人の72のレシピ
P86~108より
楽天ランキングでいつも上位にランクインしている化粧品の開発者が、1万人をスキンケアカウンセリングした結果、肌がキレイな人が本当はどんなスキンケアをしているかという秘密を突き止めたのです。本書は、1万人のカウンセリングで明らかになった、素肌がキレイになれる方法をホームケア、化粧品、生活、心、色という5つのテーマにわけて、72のレシピとして紹介しています。