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理解力・洞察力がアップする瞑想のコツ

瞑想と聞くと何か特別な訓練が必要なように感じられる方もいるかもしれませんが、瞑想とは「目を閉じて何も考えない」ことであり、誰でも簡単にできる頭の整理術です。
そんな瞑想を1日15分行うだけで、とても多くの効果が得られます。今回は瞑想によって理解力と洞察力がアップする理由をご紹介します!

宝彩有菜

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目次

  1. ○理解力がアップする
  2. ○洞察力がアップする
     
    • 理解力がアップする

      「理解力」とはいったいどういう能力をいうのか、「理解力のない人」を試しに観察してみると、よく見えてきます。
      理解力のない人は、説明しているのに「最後まで話を聞かない」あるいは「鵜呑(うの)みにする」という傾向があります。また、「手順や、その関連がわからない」「目的がわからない。あるいは、わかろうとしない」という面もあります。さらに、「応用が効かない」「背景を理解しない」「新しいことを受け入れない」「想像力がない」ということもありそうです。理解の前提となる知識がない場合もありますが、理解力のない人にはこのように、なにかしら理解を妨げるような原因が見られます。
      同じ人でも、頭が疲れているときは、理解力が鈍ってきます。つまり、頭の机上に新しい思考をするだけの余裕がなくなっているので、もうそれ以上データを入れることができなくなっているわけです。また、多くの思い込みや、予見、偏見、こだわりなどが、片付けられずに残っていると、新しいことや複雑なことの理解を阻害して、「そんなことはありえない」などと否定的な言動にさえなるわけです。
      瞑想をすると、これら山積みのデータや、理解を阻害するものを、机上からすぐに片付けることができますし、上達すると、いつもきれいに片付いた状態をキープできますから、理解力が飛躍的にアップします。
      また、自分の欲やこだわりや既成概念などを持ったままですと、ものごとを上から見たり、下から見たり、斜めから見たりという「多面的な見方」ができませんが、それらから自由になっていれば、あらゆる角度からものごとを色眼鏡なしに見ることができますので、より深く理解することができます。
      人の話を最後まで聞いて、新しい手順や関連、目的を総合的に理解、把握できるようになります。頭をいつもクリーンにして、軽快に使えるようになっていると、仕事も楽しくなってきますし、プライベートもさらに楽しくなってきます。

      偏見なしに物事を多方面から見られると、理解力も深まります。

      偏見なしに物事を多方面から見られると、理解力も深まります。

      悪い気分は自分を傷つける
      悪い気分でまわりを攻撃できますが、最大の被害者は自分自身です。続けると病気になります。
    • 洞察力がアップする

      「洞察力」というのは、物事を深く、素早く、見抜く力のことです。
      瞑想をすると、頭の机上に余裕ができますので、多面的に総合的に観察し、検討することができるようになります。
      一瞬にしてものの本質がわかるようになりますから、なにも知らない人には「あなた、最近勘がよくなったわね」などと言われるかもしれません。しかし実際には、勘とか第六感ではなく、超高速であらゆる角度から物事を考えたり、関連するデータを引き出して検討したりした「合理的な思考」の結果なのです。
      また、それらの思考をしているときに、自分の側に「欲」がないので、「こうであってほしい」とか、「こう言うと変に思われるかもしれない」などと、思考が寄り道をしたり、つっかえたりしないで、ダイレクトに物事の真相に迫れるわけです。
      洞察力は、相手の真相を深く的確に把握する力にもなります。それを相手に伝えるか伝えないか、どう伝えるかは、また別の判断が必要ですが、相手が困ったり苦しんでいる場合なら、すぐれた洞察力は、すぐに深い「思いやり」や、温かい「優しさ」に昇華して、その人を救ったり、勇気づけたりすることができます。つまり、それは大きな「愛」になっていきます。

      恐れは現場にはない
      心配や恐れは未来にあります。でもその現場に行けばありません。出会うのは愛と勇気だけ。
どこでもできるはじめての瞑想

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宝彩有菜

イースト・プレス

第1章 瞑想で「ココロ」と「カラダ」と「頭」をリフレッシュしようより

瞑想はとっても簡単。瞑想は「目を閉じてなにも考えないこと」です。時間や場所を選ばずに、誰にでもできるココロとカラダのリフレッシュ&リラックス法です。

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