目次
- ○アイデアがなかなか思い浮かばない
- ○ものの見方を変えてみる
- ○机から離れてみよう
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アイデアがなかなか思い浮かばない
仕事をしていく中で、新しいアイデアを求められる場面があると思います。たとえば、上司から「来週までに商品の企画を30個持ってくるように!」といわれた場合、あなたはどのように解決しますか?机の前にかじりついて頭を捻(ひね)ったところで、スラスラ浮かんでくるという人は少数派なのではないでしょうか。そもそも、アイデアはまったくのゼロからでは簡単に生み出せるものではありません。これまでのいろいろな知識や経験がヒントになってこそ、新しい発想が生まれるのです。まずは、斬新なアイデアを生み出すための発想法を知りましょう。もちろん、ビジネス以外の場面でも役に立ちます!
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ものの見方を変えてみる
アイデアが浮かばないときは、発想を変えてみましょう。その方法として、ブレインストーミング(10名程度で自由にアイデアを絞り出す会議方法)の考案者として知られるアメリカの作家、アレックス・F・オズボーンの作成した、「オズボーンのチェックリスト」がとても参考になります。このチェックリストには、今あるものの見方を変える、9つのヒントが並べられています。「転用」「応用」「変更」「拡大」「縮小」「代用」「置換」「逆転」「結合」の各要素を当てはめることで、新しいアイデアを引き出すのです。①転用……今あるものを、別のものに使うことはできないか。
(例)サンダルを転用して、最新素材の草履(ぞうり)をつくってみる
②応用……ほかに似たようなものがあれば、それを真似できないか。
(例)平たいカレイやヒラメの形をしたサンダル
③変更……色や形、音、動きなどを、これまでと別のものにできないか。
(例)暗い場所で光り、音が出るサンダル
④拡大……何かを足す、長くする、厚くするなど。
(例)靴底を厚くした超厚底サンダル
⑤縮小……何かを減らす、低くする、短くする、省略するなど。
(例)かかとの部分がないダイエット効果のあるサンダル
⑥代用……素材を変えることはできないか。別の人ならどうするか。
(例)自然に還る素材のエコを意識したサンダル
⑦置換……順番や、部品、レイアウトを変えてみるなど。
(例)サンダルの紐の配置を変えると、履き心地がよくなるかも
⑧逆転……後ろ向きにする、上下をひっくり返すなど。
(例)ひっくり返してリバーシブルで使えるサンダル
⑨結合……いろいろな要素を交ぜてみる、別のアイデアと組み合わせるなど。
(例)ウォーキング用シューズとしても使えるサンダル
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机から離れてみよう
頭の中にアイデアが生まれてくる場所は、机の前とは限りません。最高のアイデアはシャワーを浴びている最中やベッドで眠りにつく前など、リラックスしているときのほうがひらめきやすいものです。いいアイデアが浮かばないときは、いっそ机の前から離れて、別のことに考えを向けてみてください。人と会ったり、趣味に没頭したりするのもいいでしょう。ポイントは、机を離れる前に再度アイデア出しの課題と、その締め切りについて見返しておくこと。適度なプレッシャーとリラックス状態が、アイデアをひらめきやすくします。
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