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表書きの基礎知識(由来/基本/字配り/墨の使い分けと書体)

表書きは、相手に対する自分の気持ちを伝える日本のしきたりです。贈り物には目録をつけるのが正式で、誰が何をどれだけ贈るのかを「奉書紙」(けばのある和紙)に書く習慣でしたが、それを省略して、包みの表に書くのが表書きです。

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目次

  1. ○表書きの由来
  2. ○表書きの基本
  3. ○表書きの字配り
  4. ○墨の使い分け
  5. ○書体
     
      • 表書きの由来

        表書きは、相手に対する自分の気持ちを伝える日本のしきたりです。贈り物には目録をつけるのが正式で、誰が何をどれだけ贈るのかを「奉書紙」(けばのある和紙)に書く習慣でしたが、それを省略して、包みの表に書くのが表書きです。
        字に自信がないからといって、市販で印刷されているものを使うより、自筆で書いたほうが心が伝わるものです。心を込めて丁寧に書きたいものです。
      • 表書きの基本

        書き方は、贈り物の目的がわかるように、上段中央に「御礼」「御祝」など何のための金包みかを書きます。
        贈り主の名前は、下段の中央に書きます。連名又は社名が入り2行になる場合は2行の中央に中心線がくるようにバランスよく書きます。
        文字は、目的を大きくしっかりと書き、贈り主の名前は、これに比べてやや小さく書いて下さい。
        字配りは次ページのとおりですが、「御祝」のように二文字の場合は、一文字弱、頭をあけて書き始め、文字と文字の間は約半文字分あけるようにします。
        祝儀・不祝儀袋に水引が印刷されているときは、それに文字がかからないようにしましょう。
      • 表書きの字配り

        字配り

      • 墨の使い分け

        改まった表書きは、毛筆で書くのが正式ですが、格式にこだわらない場合は、筆ペンでもかまいません。本格的な毛筆タッチで書けるものがあります。万年筆やボールペン、サインペンなどは避けましょう。
        使用する墨の濃さが、慶事と弔事で違います。慶事には濃い墨で、筆太に書いて喜びの気持ちを表します。
        逆に、弔事では、薄墨で書くものです。とはいえ、読みにくいほど薄すぎないようにしてください。弔辞用の筆ペンも市販されています。
      • 書体

        書体には、楷書・行書・草書があります。目上の人には、くずした文字は失礼にあたるので、きちっと楷書で書きます。行書、草書は取り急ぎという印象があり、略式とされています。

最低限日本人として知っておきたい 常識力

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