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お見合い後の返事やお礼の仕方

お見合いを終えたら何をすべき?
お礼や返事、その後の交際までの常識を最強のマナーブックからご紹介します!

冠婚研究会

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目次

  1. ◯返事のマナー
  2. ◯世話人へのお礼
  3. ◯見合い後の交際
     
  1. 返事のマナー

    ■世話人へのお礼は、当日のうちに
    見合い当日は、帰宅したらすぐに世話人へ電話してお礼を言います。
    世話人が最後まで同席せずに、途中から2人だけになった時、あるいは最初から2人で会った場合は、どのような雰囲気だったかなどを交えて報告します。
    これから交際を希望するか、どうかの返事は後日でかまいません。断る場合も、当日すぐに言うのではなく、時間をおくようにするのが礼儀です。

    ■返事は1週間以内に
    見合いの返事は、必ず1週間以内にするようにします。こちらが交際を希望する場合は、その意思を世話人へ伝えて、相手からの返事を待ちます。
    先方も交際を望んでいれば、次に会う機会の約束へとステップが進みますが、あくまでも連絡は世話人を通すようにします。
    迷っている場合は、1週間以内にいちど、世話人へ連絡して、2、3日待ってもらいます。本人だけでは決めきれないなら、家族や世話人を交えて話し合うようにします。

    ■断る時の伝え方
    断る場合は、あまり引きのばさずに早めに伝えるようにしましょう。
    その際、条件が合わなくて断る場合には、率直にその理由を伝えてもかまいません。これをどのように先方へ上手に伝えるかが、世話人の腕の見せどころです。
    ただし、なんとなく気が進まずに断る時には先方を立てた言い方になるようにします。
    この場合、家族のことや仕事、出身地のような身上書の時点でわかっていたことを理由にするのはタブー。世話人および先方へ失礼のないように、じゅうぶん注意しましょう。
    お見合いの返事のパターン集
    初めての見合いの後、世話人に返事をする時には、一般的な言い方を踏襲するほうがいいでしょう。断る場合でも、今後につなげて、また別の方を紹介してほしい時などは、よい印象を残しておきたいもの。相手をけなすような言動はくれぐれも慎むようにします。
    ◎交際を希望する場合
    「先様さえよろしければ、お話を進めていただけますでしょうか」
    「ぜひ、お付き合いをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」
    ◎断る場合
    「大変もったいないお話ですが、先様がご立派すぎて、私にはつとまらないのではないかと思いまして…」
    「すばらしい方なのですが、私のようなわがまま者ではお付き合いしていく自信が持てません」(女性側から)
    「すてきな方ですが、お仕事に熱中していらっしゃるようですし、家庭に入っていただきたい私などには、もったいない方かと思いまして…」(男性側から)
  2. 世話人へのお礼

    ■かかった経費は、後日精算で
    飲食費や室料など、見合いにかかった費用は、世話人が立て替えておき、見合いの成否の結論が出た段階で、精算して両家で折半して返すようにします。
    その際、実費よりも多少、多めに渡すように気を配ります。
    また、事前に世話人と両家で費用を打ち合わせておき、多めの金額を世話人に渡しておくやり方もあります。
    なお、外で会うのではなく、世話人の自宅でセッティングしてもらった場合には、見合い当日に双方が菓子などの手土産を持参するとよいでしょう。

    ■成否にかかわらず、お礼を包むこと
    一方、見合い後に自分の側から断った、あるいは相手から断られた場合には、相手の書類一式と写真、これに費用とお礼を持って、世話人宅へうかがいます。
    その時、今後も紹介を頼みたい場合には、「これに懲りずに、どうぞまたよろしくお願いいたします」の言葉を添えます。
    見合いの相手と交際することになった場合には、この費用と共にお礼を渡します。お礼は、現金で、封筒の表書きには「御礼」あるいは「お車代」とします。世話人が現金を受け取らない場合には、商品券など、相当額の品物を贈るようにします。
    金額の目安は、話がまとまった場合には2~3万円、まとまらなかった場合には3~5万円と多めにするとよいでしょう。

    ■媒酌人を頼む場合
    さらに話がまとまって、結婚式の媒酌人を頼む場合には、結婚式が終わってからあらためて、すべてのお礼をふくめた謝礼として渡す方法もあります。
    この場合は、結納金の1割程度が目安となります。媒酌人を別に依頼する場合は、婚約が整った時点でお礼をするようにします。
    いずれにせよ、両家と世話人の関係などをふまえた形にするのがのぞましいでしょう。
    世話人・仲人・媒酌人の違いは?
    見合いの仲介をし、2人および両家の間をとりもってきた「世話人」。これは、両家に親しく、文字通り、世話をやいてくれる人です。この世話人に、そのまま引き続き、結納から結婚式までの「仲人」を依頼することもあれば、仲人には別の人を頼むこともあります。仲人としては、社会的な信用があり、結婚後もいろいろと相談にのってくれる人が理想的。実際には、会社の上司、恩師、親の知人に依頼することになるでしょう。
    「媒酌人」というのは、結婚式での仲人に対する呼び方。ただし、これは結婚式の中だけのこと。見合い結婚ではない場合も、結納以降に仲人を立てて進める場合もあります。
  3. 見合い後の交際

    ■2回目までは世話人が設定
    最初の見合いで、互いに交際への意思を世話人に伝えたら、あまり時間をおかずに次回のデートのセッティングをしてもらいます。
    ただ、世話人にセッティングしてもらうのは、ここまで。それ以降は、本人同士で連絡をとりあって会うようにします。1週間に1回、あるいは10日に1回程度は会う時間を作り、時折、世話人に経過を報告します。

    ■交際費は、できるだけ折半する
    この時期、デート代はできるだけ折半して、片方だけに負担をかけないようにします。
    食事をごちそうしてもらったら、軽いプレゼントを贈るなど、金銭的負担が同等になるように心がけます。
    また、交際の期間中には、あまり高価な贈り物はさけたほうがベターです。物や金銭の貸し借り、頼みごとや頼まれごとはさけるようにしましょう。

    ■家族との顔合わせ
    見合いに付き添いがなく、本人同士だけで始まった場合はなおのこと、できるだけ早い時期に、互いの家を訪問して家族に引き合わせるようにします。
    結婚は、自分ひとりのことではなく、家族の一員になるということ。両親や兄弟などの意見を聞いたり、家族に対する態度などをお互いに見せ合うのも大切です。
    この際、手土産として菓子やフルーツなどを持参します。

    ■交際後に断るなら、自分の口から
    2、3回会った段階で交際を断る場合は、世話人を通して伝えてもらってかまいません。
    ただし、しばらく交際を続けた後で断るなら、本人同士で話し合い、自分の意思を伝え合うのが誠意ある大人というもの。断った場合には、早急に世話人にその旨を伝えて、あずかっていた自己紹介状や写真をお返しします。
    この時は、結婚観の相違など、互いの違いがみえてきたというような理由にして、相手を非難するようなことは避けます。
    出身地や仕事のことなど、最初に身上書の段階からわかっていたようなことを持ち出すことはしないようにします。

    ■交際3ヵ月を目安に結論を出す
    結婚を前提として始まった交際ですから、いつまでも結論を出さずに、交際をつづけるようなことがないようにしましょう。遅くとも3、4ヵ月で結論を出すようにします。
    結婚する意思を互いが確認した場合は、直接、プロポーズをします。基本的には男性からするのが礼儀ですが、もちろん女性から気持ちを伝えてもかまいません。
    その後、世話人に報告と感謝を伝えるために、2人そろって訪問するとよいでしょう。
    この際、結婚式の媒酌人まで依頼するのかを、決めておくようにします。
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