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- ◯挙式・披露宴会場を決める
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挙式・披露宴会場を決める
■互いの希望を伝えあうことまず、どのような雰囲気の中で挙式、および披露宴をしたいのかを決めなくてはなりません。もちろん、2人の意思が大切ですが、ここでも双方の親や周囲の人の意見を参考にするのを忘れないようにしましょう。考えるときのチェックポイントとしては、次のようなものがあります。◎挙式のスタイルプリンセス気分が味わえるキリスト教式、クラシックな神前式・仏前式、自由な雰囲気の人前式、ハネムーンもかねた海外ウェディング。そのいずれを選ぶか?◎披露宴のスタイルオーソドックスな着席スタイルにするか、カジュアルなビュッフェ方式にするか?◎招待者親族がメインか、友人などの若い人が中心か?◎招待客の人数新郎新婦、双方でどれぐらいになるか?◎予算2人の貯金額、あるいは親の援助もふくめて、どれぐらいの規模が可能、かつ適当か?そのほかにも、などを、率直に話し合いながら、お互いに納得できるスタイルを見つけられるようにしましょう。
■情報を集めたら、下見へGO!設備がととのっていて、いき届いたサービスがのぞめるだけに、料金が高めのホテル。すべてを任せられるけれど、ありきたりな印象になりがちな結婚式場。オリジナリティある演出や料理の美味しさで高ポイントだが、音響演出や引出物などの準備を自分でしなくてはならないため、手間ひまがかかるレストラン・ウェディング……。それぞれのメリット、デメリットをよく考えて選びたいもの。そのためにも情報集めが重要になります。情報の収集方法としては、次のようなものがあります。・結婚情報誌をチェックして、気に入ったところの詳しい資料を取り寄せる
・結婚式場紹介所で、自分の条件にあったところを紹介してもらう
・ホテルのブライダルフェアを利用する
・既婚の友人から情報をもらう
その上で、自分自身の足を運んで下見をすることが大切! 雰囲気や設備、サービス内容をチェックしつつ、希望の日時や予算と合うかを確かめます。一生に一度のことですから、2人が納得した上で、思い出に残るものとなるよう、できるだけ時間をかけるとよいでしょう。
■下見時に整理しておくべきことせっかく下見に行くのに、2人の考えがまとまっていなかったり、整理していないままでは、いくら時間があっても足りません。挙式のイメージから披露宴の趣向や余興まで、具体的なプランを書き出して、出向くようにしましょう。最初に相談しておいた方がよいものとしては、次のようなものが考えられます。余興に必要な設備
■見積もりをとって、仮予約へ下見して、候補がしぼりこまれたら見積もりをとります。パッケージプランを選ぶ場合には、何がふくまれているのかを確認します。プラスアルファのリクエストがどこまで受け入れられるかは相談次第、ということも少なくありません。遠慮せずに、はっきりと希望を伝えるようにしましょう。同時に、予算の枠いっぱいの額で決めるのではなく、余裕をもたせるようにします。なお、2人だけで決めてしまわずに、双方の親の意見も参考にするようにします。諸条件を照らして決めたら、予約金を入れて仮予約します。1週間ほどの仮予約期間を過ぎると、本予約になり、キャンセル料も発生し始めますので、注意しましょう。会場・式場をきめるためのチェックポイント□希望の日取り、または曜日と期間
□交通の便がよい。または送迎サービスがある
□料理の味、種類、料金が納得できる
□引出物の選択肢の数と、その料金
□引出物、引き菓子の持ち込み条件が納得できる
□従業員の接客マナーがよい
□披露宴会場の音響・照明の質がよい
□披露宴会場の広さが、招待者の数と合う
□洗面所の数
□駐車場の数
□着替え、控え室の有無。また、その広さと清潔感
□貸衣装の種類、数が多いこと
□着付け、ヘアメイク担当者の技術が高い
これらのデータをみると、披露宴会場としてもっとも多くの人が利用しているのはホテル、次いで専門の結婚式場となっています。その理由としては、やはり主催者側、招待客側双方がえられる安心感にあるといってもいいでしょう。また、「あのホテルで結婚式を挙げたい!」という憧れを持っている人も多い様子。もっとも、最近はおきまりのパッケージプラン通りに進行するのではなく、大枠は決まっているけれど細部は自由にできるセミオーダープランが人気となっているようです。これは、こだわりたい部分だけに予算や時間を集中的に配分できるのが人気の秘密。結婚の総費用の内訳は、下のようになっていますが、これも多少の変動はあるものの、大きくは変わりません。総額として、700万円前後というのが、現在の平均的な額のようです。
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