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ダイエットに効果的なスイーツの食べ方【管理栄養士執筆】

ついつい甘いものを間食してしまい、しっかりとごはんが食べられないなんてことはありませんか?管理栄養士の幕内秀夫先生の著書『乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』より乳がんと食事の関係についてご紹介します!

幕内秀夫(管理栄養士)

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目次

  1. ○スイーツは「食後のあと」だけにする
     
    • スイーツは「食後のあと」だけにする

      誰だって、ときにはあまいものを食べたくなることだってあるでしょう。アルコールやタバコをやらない人なら、なおさら「こころの栄養」が必要です。
      もちろん、間食をしないほうが良いのは当然ですが、無理にやめる努力はしなくていい。がまんの度を超えるとストレスになってしまう。そのストレスを解消するために、再びスイーツを食べる悪循環になってはしかたありません。
      それよりも、まずはごはんをしっかり食べることをこころがけてほしいのです。もしごはんを食べないと、人間のからだはその分のエネルギーを補おうとして、必然的に砂糖や油ものを食べたくなるもの。そこから、食生活の乱れがはじまります。
      スイーツは、注意しないと限度を超えてしまう。朝食に食パン、昼食に菓子パン、夕方にクッキーやケーキ。そして夜にアイスクリームやチョコレート……。こうして意識しないと、1日に3回も4回も口にしている可能性があります。たしかに食事にも「楽しみ」は必要ですが、ここまで多いとやはり限度を超えているでしょう。
      ごはんをしっかり食べれば、当然のことながらスイーツの量も減ります。きちんと食事をしたうえで、スイーツはあくまで「プラスα」のものとして楽しみたい。せいぜい、1日1回程度に抑えたいものです。また、可能であれば、自宅では「和菓子」、外で「洋菓子」を楽しむようにしたい。
      いちばんやめてほしいのが、「あまい飲料水」。ジュースや缶コーヒーです。なかには、ビタミンCなどの栄養分を配合しているものもありますが、しょせんは「砂糖水」に変わりない。これらは吸収が早いうえに、砂糖の量がすさまじい。毎日飲んでいたら、間違いなく糖尿病の予備軍になる。即刻、やめてほしいものです。
      最近では、「あまさひかえめ」や「無糖」をうたうものも多くなりました。多くの人が知らないようですが、「無糖」という表示はイコール「砂糖ゼロ」ではない。「飲料100ミリリットルあたり、5キロカロリー未満」ということ〈下図〉。糖類以外の甘味料が含まれていることもあります。「あまさひかえめ」という表示にいたっては、感覚的なもの。数値は定められていません。
      しかし、どうしてもお菓子の常食をやめられないという方もいるでしょう。そういう方には、「高級なもの」を食べることをおすすめします。
      ものの「値段」というのは、さまざまな面に影響する。たとえば、高い服を着たとき、なんとなく背筋が伸びたり、シャキッと歩いているのではないでしょうか。それとおなじ。
      高級なお菓子だと、値段が高いからそれほどたくさん食べられなくなります。この方法は、案外効きめがありますよ。
      また、値段の高いお菓子には、それなりに質の良い材料が使われていることが多い。食品というものは、製造側のもうけも考えられています。つまり、材料費をなるべく安くして「もうけ」を大きくするのですが、素材が安いと当然、おいしいものがつくれません。そこで、砂糖や乳製品、添加物をたっぷりくわえることによって味を補うのです。つまり、値段が安ければ安いほど、からだに良くないものが増える可能性が高い。逆に質の良い素材が使われた食品は、それなりの値段になるのです。

      〈図〉 表示の意味

      表示の意味「健康増進法」第31条の資料より作図。「あまさひかえめ」という味覚表示は、基準となる数値が定められていない。そのため、「カロリーオフ」などと勘違いする人も多い。
乳がん患者の8割は朝、パンを食べている

乳がん患者の8割は朝、パンを食べている

幕内秀夫

G.B.

第三章「乳がんに負けないからだ」をつくるための食事より

本書は、これまで取り沙汰されなかった乳ガンと食事の関係について焦点を当てています。

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