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入りたくないグループから誘われた時の断り方

女性は学生の時のような仲良しグループが、職場やママ友など大人になっても存在する傾向にありますが、誘われれば安心するし、一度入れば抜けにくいもの。
しかし付き合いに疑問を感じていてもズルズル抜けられないでいる、という場合にはストレスになりますよね。うまく抜けだすにはどうしたらよいのでしょう?対人関係療法の専門医水島広子さんの著書から、その原因を解析&解決方法をご紹介します!

水島 広子

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目次

  1. ○周囲から「友だちいない」「寂しい人」と思われるのではないかと気になる
  2. ○分析 一人でいる=選ばれなかった?
  3. ○STEP1 巻き込まれない
  4. ○STEP2 自分を守る
  5. ○STEP3 「女」を癒す
     
    • 周囲から「友だちいない」「寂しい人」と
      思われるのではないかと気になる

      Aさんのケース
      学生のときのような仲良しグループが職場にもあります。一緒にランチへ行ったり、月に一回は女子会があったり、学生じゃないんだからって思うけど、「寂しい人」と思われそうで、なんとなく断れない。
    • 分析 一人でいる=選ばれなかった?

      男性が一般に一人で行動することを問題視しない一方で、女性は群れたがり、一人でいると「友達がいないように見えるのでは」と気にする傾向があります。これは学生時代の「トイレに一緒に行く」などというところから始まっているのでしょう。
      「選ばれる性」である「女」としては、一人でいるということは「誰にも選ばれなかった」ということ。まさに落伍者ということになってしまいますね。
      ここにも「女」を癒やす一つのポイントがあります。
    • STEP1 巻き込まれない

      ここでの「巻き込まれない」方法は、二通りあります。一つは、物理的に巻き込まれないこと、もう一つは精神的に巻き込まれないことです。
      物理的に巻き込まれない、というのは、群れて行動しない、ということです。女子中学生ならまだしも、社会人になってまで群れて生きていきたいのか、ということをよく考えてみましょう。群れることの束縛感、無力感などを総合的に考えてみれば、「女」として群れていくのではなく、意思のある女性として自然体で生きていくというのは十分に考えられる選択肢ですし、それが大人になるということだと言ってよいと思います。
      一人でいると「寂しい人」だと思われる、と見ている時点で、精神的に巻き込まれていると言えます。これは自分自身の「女」の癒やしに関する話です。「女」は一人でいることを「誰にも選ばれていない寂しい人」と意味づけしたがりますが、実際のところ、一人でいることには何の問題もありません。むしろ一人でいられる人は自信のある人。そして、一人でいるときにこそ最大の自由があり、あとは何かの目的のためにその自由をどの程度犠牲にしていくか、というふうに人生を考えてみればよいのです。
      精神的に巻き込まれない、ということをより意識するためには、例えば、「時々ランチや女子会を欠席する」というところから始めてみてもよいでしょう。そのような自由が自分にあるということを少しずつ確認していくのです。しかし、それも許さないような「群れ方」なのであれば、そこに大人の女性が自分らしく存在するのは不可能だと思います。物理的に巻き込まれない方を選んでいくしかないでしょう。
    • STEP2 自分を守る

      「群れない」ことを選ぶ場合、そこにあるリスクは、「断る」という行為によって相手を傷つけ、不要な反感を招くことです。なにしろ「女」は否定されることが極度に苦手ですから、必要以上の大きなマイナスを生んでいくでしょう。
      実は、自分が「女」にならず、「女」からも嫌われない上手な生き方があります。
      それは、「ちょっと変わった人になる」ということです。
      例えば、女子中学生などはほとんど均質に生きています。「他の人と同じようであること」がアイデンティティとさえ言えるくらいです。しかし、大人になるということは、それぞれの個性を持っていくこと。つまり、すべての人が、「ちょっと変わった人になる」ということなのです。
      しかし現実には、いつまでたっても女子中学生レベルの感覚を引きずっている「女」は少なくありませんし、それが「形ばかりのつながり」を求めるのです。
      そこから自立していくには、まず自分から大人になること。つまり、さっさと「ちょっと変わった人になる」ことです。ポイントは「寂しい人」ではなく「変わった人」になるというところ。自分にとっての自然体は何であるかをよく知って、その通りに生きることができている人、という意味です。これは「女」の対極にある存在だと言えるでしょう。
      「ちょっと変わった人」になってしまうのは簡単です。何かに誘われたら、極めて愛想よく、「ほら、私、そういうの苦手だから」「ほら、私、変わっているから」「ほら、私、空気を読んだりとか苦手だから」と断ればよいのです。「相手が断られた」のではなく「自分が変わっているから」という雰囲気を前面に出せば、嫌な気持ちを抱かれるリスクもぐっと減らすことができます。何よりも否定されるのが嫌いな「女」は、自分が否定されたわけではなく相手が変わっているのなら仕方がない、と受け入れやすくなります。
      もちろん、「変わり者」として陰口をきかれるリスクはあります。しかしその実害は何か、と考えてみると、実はあまりないのです。「変わり者だと思われたくない」「誰からもよく思われたい」という気持ちこそ、「女」の気持ちなのだということに気づけば、「変わり者」という陰口すら受け入れることが、「女」度を下げてすてきな大人の女性になることなのだとわかるでしょう。
    • STEP3 「女」を癒やす

      ステップ1・2ができれば、それ自体が他の「女」の癒やしにもなっていきます。
      「一人でいる女性はかっこよい」という文化を創っていけばよいのです。「群れ」に疲れた人が目指す方向性として存在していてあげることは、他の「女」の癒やしに貢献します。
      また、同時に、群れたがる「女」をバカにしないことも重要です。「女」を癒やすために重要なのは、「女」を見下さないことと、自分が「女」にならないことでしたね。「群れ」の中の一人一人と、関係性を築けるのであればしていきましょう。群れない女性との一対一の関係は、とても癒やされるものですから、他の人も「そろそろ群れるのをやめたいな」と思うようになってくるでしょう。

女子の人間関係

水島 広子

サンクチュアリ出版

CHAPER5 「形ばかりのつながり」を求める「女」との関わり方より

グループ、派閥、噂話、嫉妬など女性特有の人間関係の悩みを持つ方に対人関係療法の専門医水島広子氏がその原因を解析&ステップを踏んで丁寧に解決方法を教えます。女性だけでなく、女性の部下、上司、恋人、妻を持つ男性も役に立つ内容です。

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