目次
- ○月に1度の洗面所掃除の日
-
洗面所掃除
まず最初に、床と洗濯機周りを掃除しましょう。ホコリと髪の毛ですぐ汚れる床を掃除するだけで、洗面所がすっきりしてきます。床に置いてあるマットを洗濯し、掃除機をかけて、拭き掃除をします。棚や鏡を隅々まで美しく磨きながら、スキンケアやヘアケア用品をお風呂のときと同じように「なりたい自分」が使っているものだけをピックアップして、それ以外を手放します。手放しきれない場合は、「ちょっとイヤだな箱」と私が呼ぶ一時保管箱を作り、必ずその箱にあるものから使い切るクセをつけましょう。とくにタオルは、同じ色で新しいものに揃えるだけで洗面所のグレードアップができるので、もしあなたが動物や花柄、旅館の名前が入ったタオルを使っているのなら、それらを掃除用の雑巾に変身させて、数千円を新しいタオルに投資してください。次に、水栓蛇口を古い歯ブラシでピカピカに磨き、洗面ボウルを磨きます。洗面ボウルを手でなぞると、意外にもホコリがついているのです。排水の流れが悪い場合はパイプ掃除の液体をかけておき、一定時間後に流します。歯ブラシスタンドなど汚れやすく細かい部分は古い歯ブラシを使って掃除します。ヘアケア、スキンケア用品をピックアップして手放し、空間が空いたら、気分がよくなる写真や絵や小物などを飾りましょう。次は、洗面所の下の引き出しや収納の整理です。いったん中身をすべて出し、引き出しや収納内の拭き掃除をしてから、「なりたい自分」が使っているものだけをピックアップして仲間同士を集めて収納していきます。引き出しがない場合は、引き出しの代わりになる取り出しやすいボックスなどに入れて分別して収納するといいでしょう。仲間集めは、化粧品とスキンケア用品は仲間、ヘアケア用品とドライヤーは仲間、目薬とコンタクトとコンタクト用品は仲間といった具合に進めます。ここでも、家族の持ち物は必ず声をかけて、無理強いをしない範囲の整理にとどめておくことが大切です。まずは、自分のものだけを思いきってやってみましょう。家族に強制するだけでなく、自分からやってみましょう。そうでないと、家族は納得しません。ここがすっきり片づくと、身支度の無駄な時間を短縮できてメイクの時間をいつもより増やせたり、旅行の準備のストレスも減り、早くできるようになります。整理してみたら、洗剤だらけだった! という場合は月に1度の掃除で洗剤を1本ずつ使い切って減らすと決めて、どんどんキレイにしていきましょう。最後に、少量の自然塩を入れた水で固く絞った雑巾で洗濯機周りから床の隅々まで拭き掃除をすると、洗面所全体の空気がすっきりして気持ちいいですよ。掃除はここまでですが、洗面所の鏡を見て、全体的な洗面所空間の見た目をチェックしてみましょう。あなたは鏡だけを見ているのではなく、鏡の周囲を無意識に見て自分の全体的なイメージを描いています。もし乱雑にものが置いてあったなら、美しく置いてみましょう。空いている空間があれば、何か飾るのもいいでしょう。また、鏡にはあなたの顔や姿だけでなく、あなたの周りに、あなたが思い描いている頭の中の物事が写っているように、背後の壁が映って見えます。あなたが考えごとをしているとき、ふと目をやっていい気分になるような美しい飾り物や絵などが鏡に映っているといい気持ちになれます。分電盤や、分電盤のスイッチが丸見えという場合は、安全に留意して、手前の天井に張りのある和紙を吊るして目隠しするなど工夫をしましょう。
たった3日で願いがかなう お部屋セラピー
第3日目 「掃除」ですべてうまくいくより
心理学とインテリア設計を融合させた新しいお部屋の本。模様替え→片づけ→掃除という順番だから、誰でも続けられる画期的な方法です。