目次
- ○月に1度の子ども部屋掃除の日
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月に1度の子ども部屋掃除
おもちゃの整理は、早く片づけるということや親の思惑どおりに片づけさせることを目的にしないで、親子の会話を楽しめる時間にしましょう。なぜなら片づけには、正解不正解はないからです。話しながら相談しているうちに、自分の考えでルールを見つけたり教えてもらったことに納得したりしながら、子どもが掃除や整理をする楽しさを感じることが大切だからです。持ちものをどけて掃除機をかけ、拭き掃除をして、収納場所を決めて、これから使いたいものを仲間同士集めて使う場所にいちばん近い場所にある収納ボックスや引き出しに分類して入れ、それ以外の不要になったものは感謝して手放すという基本的なことを一緒に行っていきます。遊びながらの学びの一環だというふうに、とらえてください。このときの注意点は、親が思う正しい片づけを押し付けようとしないで、子どもの意見を尊重することです。お父さん、お母さんはこう思うからと、そのとおりにさせてばかりいると、自分で考えない、片づけられない子どもになります。どこに片づけたらいいと思う? と聞いてあげて相談をして、子どもが納得して自主的に選択した方法を採用してあげましょう。1カ月後には子どもの成長スピードが親の1年分よりも早いことを実感できるはずです。1カ月に一度の子ども部屋の掃除の日は、親子で楽しみな日となり、感慨深い思い出の一つになるでしょう。確実に言えるのは、親が片づけてしまうと、片づけられない子に育つということです。幼い頃に私は弟の持ちものをすべて片づけていたので、大人になっても片づけができずに奥さんにすべてやってもらっているようなので、申し訳ないことをしたと反省しています。
たった3日で願いがかなう お部屋セラピー
第3日目 「掃除」ですべてうまくいくより
心理学とインテリア設計を融合させた新しいお部屋の本。模様替え→片づけ→掃除という順番だから、誰でも続けられる画期的な方法です。