目次
- ○掃除なしでもOKにしておく
- ○楽しい気持ちは空間に記憶される
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掃除なしでもOKにしておく
整理された部屋で毎日快適に、急な来客があっても慌てずに暮らしたいものですね。それには、月に1回○○の掃除の日を習慣にすることと、使ったものは元に戻したくなるような腹八分目の収納にして床やテーブルにものを置かない、ゴミはゴミ箱に捨てる、気づいたときにちょこっと掃除をする習慣をつけることです。「なりたい自分」「願いをかなえた自分」になる過程で、掃除の習慣を身につけておくと、あなたの人生が豊かになります。暮らしていて気持ちいいということのほかに、友人や知人が、ある日突然やってきても喜んで招き入れたり、ホームパーティーをすることができるからです。自分で選んだ日に、来てくださいとセッティングしても、そのたびに家中を片づけて掃除すると、人を呼んで楽しい時間を過ごす前に疲れてしまいます。いつ好きな人が訪れても喜んで招けるように、日頃から整えておきたいですね。実際に、チャンスは準備している人のところにしか訪れません。毎日楽しく快適に過ごしていると、ある日突然、チャンスが訪れるものです。そのチャンスをしっかりつかむために、お掃除で準備体操をしておきましょう。心に余裕があるときは、自分や家族やパートナーを愛するように、友人に感謝するように、机や鏡や持ちものなど部屋を美しく磨きましょう。例えば、部屋を美しく磨いているときには、絶え間なく溢れる豊かさや幸せの泉にパイプがつながっていると考えてみましょう。その泉から豊かさや幸せの水が流れてくるようなイメージを持ちながら、自分や相手への愛情や感謝を思い浮かべるのです。すると相手が自分の、望むような対応に変わったり、連絡があったりするということが起こると思います。私たちの意識は、深いところで集合無意識と呼ばれる共通の意識でつながってきます。そして、この集合無意識の間を、何らかのネットワークで通信して、誰かのことを思い出したり、何かを閃いたりしていると考えられています。自分や家族やパートナーを愛するように、友人に感謝するように、机や鏡や持ちものや部屋を美しく磨くことで、集合無意識にあなたからのメッセージを送りましょう。 -
楽しい気持ちは空間に記憶される
つぶれた店の後にすぐ別のお店が入り、またつぶれたところを見たことがありませんか?これは、「居抜き」と呼ばれるもので、工事費用を抑えるため、できるだけ前のままの状態で営業するのですが、経費を抑えたメリットが、すぐにつぶれて台無しになることが多いのです。面白いことに、前の店と同じ理由でつぶれることが多いですが、なぜでしょうか?私は、流行っている飲食店さんのオーナーや工事業者とこんな話をすることがあります。場所には「残留思念」というものがあって、頑張ったけれどダメだった以前の店主の落胆や苦労、その場でお客様との間で起こった出来事が残留思念として強く残っていて、違う条件でも似たようなことを引き起こすという話が信じられているということです。これを打ち破ると考えられているのは、店の雰囲気を変えることと、笑い声です。新しいお店の店主や店員さん、お客様の笑い声が響き渡ると、悪い残留思念は消えて繁盛していくと、実際の体験や周囲の飲食店の経過から考えられます。これは家の模様替え、片づけ、掃除にも言えることです。「イヤ、苦手、しんどい」と思いながらではなく、楽しく笑顔で行うと、部屋にいい気持ちが記憶され、いいことが起こる傾向があります。「家の恩返し」と呼んでいる現象なのですが、今まで新しい家に引っ越すことしか考えず、この家じゃダメと思っていた今の家を、愛情と感謝の気持ちを込めて楽しい気分で模様替え、片づけ、掃除をすると、その後に大きな「いいこと」が起こる確率が高いのです。もしかしたら、家も生きているのかもしれませんね。
たった3日で願いがかなう お部屋セラピー
第3日目 「掃除」ですべてうまくいくより
心理学とインテリア設計を融合させた新しいお部屋の本。模様替え→片づけ→掃除という順番だから、誰でも続けられる画期的な方法です。