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集団の中でストレスを感じる原因とそれを解決する方法

会社やママ友など、大人になっても何かしらの集団(群れ)に属さなければならないことはあります。残念ながら必ずしも居心地のいいものではないことがありますが、それは何故なのでしょうか。知ると群れでの振る舞い方が見えてくる人付き合いの考え方をご覧ください。

長沼毅

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目次

  1. ○群れでストレスを感じるのは当然
  2. ○それでも人間関係で困ったら
     
    • 群れでストレスを感じるのは当然

      日本人が外国人と会ったときに、強い体臭を感じることがあると思います。そんなときは一緒にいると落ち着けないでしょう。貧乏ゆすりをする人が気になってしまうのも生理的なストレスです。
      会社では数十人の人と関わるわけですから、そうしたストレスを受けることが多々あります。その他にもセクハラやパワハラといった様々な問題も起こってきます。
      一つ言えるのは、「人が集まると困り事が起こる」というのが、古今東西に渡って確かだということです。しかし、それではなぜ人間は、わざわざ会社なんてものを作ったのでしょうか?
      端的に言えば、「ストレスを補って余りある利益があるから」です。
      人は原始時代から群れて生活してきました。群れることでより大きな獲物を狩ることができ、また敵に襲われたときに生き延びる可能性が高まります。怪我をしても食料を分けてもらえば餓死することはなくなります。
      あまり知られていないことですが、人間以外の動物も、群れで生活しているとストレスを感じます。自分の近くにパートナー以外の他の個体が存在するだけでストレスになるのです。群れるのが好きで群れているわけではなく、彼らもまた、群れることで享受できるメリットが大きいから集団で行動しているだけに過ぎません。
      ですから、気が合わない人がいようが、仕事がつまらなかろうが、身体や心を壊してしまうような危機を感じなければ、ちゃんとお給料をもらっている限りは、その会社にいればいいということです。どこに行っても多少の苦労はつきものですから、割りきるしかありません。動物もそうしています。
      逆に、もし本当に身体的あるいは精神的にきついと思うなら、さっさと辞めてしまいましょう。それが生物としての自然な振る舞いです。自分の身体と心を守れるのは自分しかいません。会社なんて、人がただ集まっているだけの「場」に過ぎないのです。体に合わなければよりいい場に移ればいいでしょう。
      こうして、自分がその組織にいる理由は何かをはっきりさせれば、自ずと組織に対する態度が決まってきます。
    • それでも人間関係で困ったら

      人間も狭いところに二人いたら全く平穏ではいられません。なんだかお互いに気にしてしまう。それを超えるベネフィットがあるかないかで、その関係を続けるかどうかが決まります。
      あるカップルのうち一人が、「自分がどうしても夜型の人間で、パートナーが寝ている時間しか仕事できません」と言っているとします。それはもう離れたほうがいいですよね。今は我慢できてもいつかキツくなりますから。それと同じことです。
      もし人間関係で悩んでいるのなら、どんなベネフィットがどれくらいの量あるのかを考えればいいのではないでしょうか。
      そして、それとは別に、この人がいると自分のどのあたりがざわざわするのかを、まず自分で見つけて、それは脳の認識の問題なのか、ゲノムの生理的な問題なのか特定するのです。そこで、大してベネフィットがないようだったら、離れたほうがいいでしょう。群れにおける自分の立ち位置は、ある程度調整可能です。単純な話、会社のデスクの位置などの物理的なものでも、変えられる範囲で変えてもらうことは、周りにどう説明するかは別として、できないことではありません。

考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子

長沼毅

クロスメディア・パブリッシング

第4章 群れの中で疲れずに働くより

現代人は、脳ばかりが暴走して、身体の限界を超えることをやってしまうバグを抱えているのです。本書では、「科学界のインディー・ジョーンズ」が、過酷な探検と研究のなかで見つけた、『ストレスなく、悩まずに生きる方法』を紹介します。

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