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誰でもできる!『無理に捨てない』片付け術

「毎日普通に暮らしているだけなのに…。」なぜか気付くと部屋って散らかってしまっていますよね…(切実)要らないものが多いわけじゃないのに何故だか部屋が散らかってしまっている、そこのあなた!まずはカンタンなところから『無理に捨てない』片付けを始めてみませんか?

伊藤勇司

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目次

  1. ○元から汚い部屋は、ありません!
  2. ○散らかっていても部屋に罪はない
  3. ○今から、ものを捨てずに片づけをしてください
  4. ○絶対にリバウンドしない方法を教えます
  5. ○時間がなければ、まずは財布、カバンの中から!
     
    • 元から汚い部屋は、ありません!

      どんな方の部屋でも、住みはじめたころは必ずキレイだったはずです。
      引っ越して間もないころのあなたの部屋を思い浮かべてください。
      余計なものがなく、スッキリとキレイに整った状態ではありませんでしたか?
      あるべきものがある場所に収まっていて、床もピカピカで……。まさに理想の部屋だったのではないでしょうか。
      このように、どんな部屋でもはじめはキレイな状態からスタートしているものです。元から汚い部屋などありません。はじめはみんな整った部屋だったのです。つまり、「キレイな部屋」こそがスタート地点にあるというわけですね。
      「部屋をキレイにしましょう」と言うと、「もともと汚い部屋をキレイにする」と考えがちですが、本当は違います。
      正確には、「元はキレイだったけれど、一時的に汚くなった部屋を元の状態に戻す」のです。
      人はつい、「散らかっている部屋をキレイにしよう」と考えてしまいがちです。
      「散らかっている部屋」をスタート、「キレイな部屋」をゴールと考えると、「散らかっている洋服をいったい何枚片づけたら、ゴールにたどり着くのかしら?」と想像し、なんだかとてつもなく遠い道のりであるように感じて、やる気も萎えてしまいます。
      けれど、「キレイな部屋」を起点に、そこにいかに戻していくか? 近づけていくか? を考えると、道のりはもっと近くに感じられるのではないでしょうか。なぜなら、元の状態に戻すだけなのですから。
      このように、片づけとは、散らかっている部屋をキレイに「変化」させるのではなく、一時的に散らかってしまった部屋を「元通り」にすることを言います。
      一歩進めて「進化」させていく、と言ったほうがいいかもしれません。
      「変化」と言うと、今まで悪かったものをよくする、現状を否定するような意味合いがありますが、「進化」は「今までより、さらによくなる」という意味合いが強いです。現状を認めたうえで、よりよくなるイメージがありませんか。ダイヤモンドの原石をどんどん磨き抜いていくような、そんなイメージです。
      元から汚い部屋はひとつもありません。
      あなたの部屋も、元のキレイな状態に戻してあげましょう。
    • 散らかっていても部屋に罪はない

      よく「部屋が汚くて」というような表現をしますね。
      けれど、「部屋が汚い」のではなく、正しくは「部屋に住んでいる人たちの過ごし方によって、部屋が汚くなっている」のです。
      「部屋が汚い」と言うと、「汚いのは部屋のせい」といった印象を受けますね。でも、部屋にはまったく罪はありません。部屋を1人の人間のように考えてみると、実はすごい存在であることに気づきます。
      どんなときも、何も言わずにあなたを迎え入れてくれます。「今日は機嫌が悪いから、部屋に入れてあげない」ということはないですよね。
      それに、台風のときも、梅雨のときも、雪が降る日も……どんなときも雨風から私たちを守ってくれます。暑い日には涼しい状態で、寒い日には暖かい状態で、私たちを受け入れてくれます。このように、部屋は懐ふところ広く、心優しい存在なのです。
      そんな部屋に、あなたも愛情を持ち、部屋が喜ぶような状況をつくってあげてみませんか。
      それでは、部屋が喜ぶ状態とは、どのようなものでしょう?
      決して、ほこりや汚れが溜まっているような状態ではないですよね。
      掃除をしないのは、お風呂に何日も入れてあげていない状態と同じと言えるかもしれません。部屋を喜ばせてあげるためにも、体を洗うような感覚で、部屋を磨いてあげましょう。
      掃除をする際、私は何よりも「床磨き」をおすすめしています。
      掃除機をかけてもほこりがなかなか落ちない場所も、ぞうきんで磨くとスッキリ落ちます。それに、身体を使って拭くので、掃除をした! という達成感も強く得られるし、皮膚感覚で触れていくので、部屋の声を直じかに聞くことができます。
      床磨きが習慣になっていくうちに、床の輝きを間近に見ることが快感になってきますよ。
    • 今から、ものを捨てずに片づけをしてください

      では、この章からは実際に片づけの方法をご紹介したいと思います。
      でも、その前にひとつ約束をしてください。
      それは、「無理にものを捨てようとしない」ということです。
      いいですか?
      「捨てなければ!」という強制力がかかると、片づけるのがしんどくなるばかりです。
      これからご紹介する片づけ法をやっていくうちに、もし今の自分に必要のないものであれば、自然と「これはいらないな」と、気持ちが勝手に手放す方向に向かっていきます。
      自分でそう思えたときに、ものを手放せばいいのです。もし「手放したい」と思えないようでしたら、手放さなくてもまったく問題はありません。
      大事なのは、1つひとつのものを大事にしよう、と考える気持ちです。
      基本は「持っているものはすべて大事なものなんだ」という視点で見ていってください。
      それでも自然と、「これはこの棚には置きたくはないな」「もうクローゼットには戻したくないな」「今の自分には必要がないな」と感じるものが出てくるはずです。
      ものを減らそう! ものを捨てよう! と意気込まずに片づけに取り組んでみましょう。
    • 絶対にリバウンドしない方法を教えます

      ところで、最近は、片づけ代行サービスなども盛んですよね。「あなたに代わってお部屋をキレイにします」という、お掃除のプロの方々です。
      そういう片づけ業者さんから、次のような話をよく聞きます。
      「依頼を受けて、掃除に行くのですけれど、キレイにして帰っても、1、2か月後にふたたび同じお宅を訪れると、たいていは元の汚い状態に戻っているか、むしろ前よりもひどくなっているんです。それっていったい、何でなのでしょうね? まあ、こちらとしては稼ぎになるからいいんですけれど……」
      どうやら、プロの方々が部屋を掃除してキレイな状態にしても、それがまったく維持されないばかりか、前回以上に散らかるようなのです。
      業者さんがキレイにする→前より汚れる→また業者さんがキレイにする→前より汚れる……
      という負のスパイラルが繰り返されるのです。
      では、なぜキレイがキープできないのでしょう?
      それはずばり、「自分自身が行動を起こしていないから」です。
      自分で「ここはこういうふうにしよう」「ここをもっとキレイにしよう」と判断して動くことが大事なのです。
      そこで、みなさんにはじめにやっていただきたいのが、「自分」を起点にして、自分がつくりたい状況をまず考えるということ。
      その理想の場をつくっていくプロセスが、いわゆる「片づけ」と言われるものなのです。自分が「キレイにしよう!」と判断し動くことが、部屋のキレイをキープすることにつながるというわけです。
      実際、私がお家にうかがってやることといったら、相談者の方の話を一通り聞くことと、磨くことくらいです。
      お掃除の段階になったら、「では、あとは好きにやってください」とお伝えして、ご相談者の方主体で作業をしていただきます。私はただひたすら磨いているだけです。
      でも、他人が掃除をするのではなく、自分が主体となって掃除をするほうが確実にキレイになりますし、キレイも維持できます。
      もしこれまで他力に頼ろうとしていたのなら、これからは「自力」でやってみてください。そのほうがキレイになりますし、お金もかからないので一石二鳥ですよ。
    • 時間がなければ、まずは財布、カバンの中から!

      もし、「部屋の掃除をするのはちょっと面倒だな」とか「ハードルが高いな」と感じている方がいたら、無理してやる必要はありません。
      まずは、財布やカバンをキレイにすることからはじめてみましょう。
      財布やカバンのほうが小さいし、ものも少ないから、すぐにキレイになりますよね。部屋と財布やカバン、一見、何の関連もないように思えますが、これがおおいに関係あり! なのです。
      財布やカバンの掃除は、小さな範囲のものを出し入れする練習になります。
      実際、カバンの中がぐちゃぐちゃな人、財布がパンパンにふくらんだいわゆる「ブタ財布」の持ち主は、部屋も汚れていることが多いです。
      たとえば、旅行に行く際、カバンにあれもこれも詰め込んで持って行く人がいますね。「何もかも、自分で全部持って行かないといけない」と考えている人です。片づかない人には、このようなタイプが多いです。
      片づけができるようになると、「ドライヤーは持って行かなくてもホテルにあるな」とか「寝巻きは旅館の浴衣を使えばいいな」など、自分ですべて持って行くのではなく、ほかのところにあるものを活かしていこうという発想が生まれてきます。
      また、現地には何があるか? 持って行かずに済むものは何か? など、情報を事前に調べる能力もついていきます。
      財布ならば、こまめに領収書やレシート、ポイントカードなどを出しましょう。私は小銭入れに領収書を入れているのですが、すぐに溜まってしまうので、パンパンに膨らむ前に経理担当者に渡しています。
      ポイントカードなども基本的にはつくりません。持ち歩いているのは、よく行くガソリンスタンドのものなど、ほんの数枚のみです。
      お店に行くと、「ポイントカードをおつくりしますか? お得ですよ」と言われることが多いですが、それほどよく利用する店でない場合には、「けっこうです。カードはいりません」とお断りします。
      私にとっては、たまにしか行かない店のお得よりも、財布がスッキリした状態を保つことのほうが大事だからです。
      また、小さな範囲の片づけは、考え方を整理する練習になります。
      カバンなどは、改めて見直してみると、いかに「めんどくさいからとりあえず入れておこう」と考えている場所かがよくわかります。
      たとえば、食べ終わったガムの包み紙や、使って捨てるところが見つからなかったティッシュペーパー、街でもらったダイレクトメールなど……。また、「いつか使うかも」と思いながら、結局は一度も使用していないものなども意外と入っていたりします。
      そういう、言ってみれば雑な行動を見直すきっかけにもなりますし、行動を客観視することは、部屋を片づける際にも使えるワザです。
      財布やカバンがキレイになることで、片づけの感覚が身につき、部屋の片づけもしやすくなります。
      しかも、財布やカバンの中身がスッキリとシンプルになると、それに比例するかのように考え方も確実にシンプルになります。
      余計なものがそぎ落とされて、気持ちもモヤモヤが晴れたかのようにスッキリ楽になりますよ。
      まずは小さなところからはじめてみましょう。これが基本です。
      部屋をキレイにするなら小さなスペースからはじめますが、財布やカバンなどの小物からはじめることは、部屋の掃除にもおおいに役立つのです。
      ちなみに、私は外出先から家に戻ると、まずカバンをキレイにすることからはじめます。カバンに入っているものをすべて取り出し、空っぽにします。
      それから、携帯電話、財布、鍵、定期券、ティッシュケースなど、外出の際に必要となるものは机の上の「定位置」であるカゴに戻します。そして、カバンの中を拭き、汚れを落とすのです。
      そして、次に外出する前に、あらためて必要なものをカバンの中に入れます。これを行なうことで、カバンの中は常にキレイを保てますし、必要なものは常にまとめて「定位置」に置いておくので、入れ忘れも防げます。
      小さなものをキレイにできる、という「成功体験」を積み重ねていきましょう。
      財布やカバン以外に、小物入れやポーチなどでもいいですよ。
      1つできるようになったら、範囲を少しずつ大きく広げていく。それを繰り返していったら……いつの間にかいろいろなものがキレイになっていた!
      そういったうれしい経験をしてみませんか?
      財布やカバンの片づけは部屋を片づけるよりも時間がかかりませんから、気軽に取りかかりやすいと思います。
      自分が片づけたいと思うところからはじめてみましょう。その小さな一歩が大きな変化につながります。

      まずはカバンの中から片付ける

片づけは「捨てない」ほうがうまくいく

伊藤勇司

飛鳥新社

第1~3章より

ベストセラー『部屋は自分の心を映す鏡でした』(日本文芸社)の著者、待望の第2弾! ! 捨てるだけの片づけでは、 本当に幸せな部屋づくりはできない! たった2つの片づけルール【無理に捨てない×1か所だけをキレイに】 これだけで驚くほど部屋はキレイになる! ●人間関係を改善したい! ―キッチンの片づけ ●女子力をアップさせるには―洗面所の掃除 ●仕事を成功させたい! ―玄関の掃除&片づけ 悩み別の各部屋ごとの掃除&片づけ法も充実!

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