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- ○締め切り・納期は守る。遅刻はしない
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締め切り・納期は守る。遅刻はしない
締め切りが人を育てるのは事実だ。締め切りがないと、人はだらだらと仕事をしがちになる。善意に解すれば、できるだけ完全を求め、いい仕事をしようと思い、欲張ることから時間が長びいていくのである。そこに、締め切りは守るという決まりがあれば、人はそれに合わせて全力をつくす。間に合わせるための知恵を出し、工夫し、結果を生み出していく。ここに人の成長、組織の成長が見られるようになっていく。締め切りを守らなくて許される例外の人たちもいる。たとえば、大作家、超売れっ子作家である。しかし、大作家の中でも本物中の本物は、締め切りを守る。なぜならこの締め切りに合わせて多くの人たちが動き、仕事し、それで食べていることをよくわかっているからだ。作家の百田尚樹氏は、納期を守らない人に本物は少ないという。私もそう思う(なお、百田氏の平成の大ベストセラー『永遠の0』と『海賊とよばれた男』はビジネスパーソン必読の書である)。締め切りを守らない大作家は、人格的に問題があるということになる。だから、年を重ねていくうちに、いい仕事ができなくなる。締め切りを守る大作家は、死ぬまでいい作品を生みつづける。これこそ、20代の人たちにも役立つヒントである。納期を守ることで、多くの人たちの生活が守られていることを知ることだ。だから、同じように遅刻もよくない。絶対に許されない。人のビジネス活動時間を奪い、納期にも影響を与えるかもしれないからだ。最低5分前、できれば10分から15分前に着いておくべきである。
約束は守る。締め切り、納期は守る。遅刻はしない。
以上をできない人は即レッドカードだ。
20代の読書が人生を決める!
第3章 仕事はここに気をつければどんどんできるようになるより
10代までの義務教育も大切だが、それは基礎だけであり世の中の真実やルールはわからない。社会で必要となることは自ら探し身につけていかなくてはならない。だから読書は大事なツールとなる。本書はいかに20代に読書すべきかの具体論や本を挙げ、さらに人生で必要となる社会のルールや仕事の進め方、人とのつき合い方などを明らかにする。