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ファスティングの効果を高める食品とは

サラダや野菜以外にどんな食事をとっていくと、よりファスティングの効果を得られるか、一般社団法人日本ファスティングインストラクターズ協会代表理事でもある前田 由紀子さんの「美人は7日でつくられる 」よりご紹介します。

前田 由紀子

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目次

  1. ○美人は 「白い加工食品」を避ける
     
    • 美人は「白い加工食品」を避ける

      サラダや野菜以外にどんな食事をとっていくと、よりファスティングの効果を得られるか、お伝えしたいと思います。
      私が基本にしているのは、精製されている食品や化学的な加工食品はなるべく摂らないということです。
      つまり、精白粉(小麦粉や片栗粉)、精白米、白砂糖、精製塩、化学調味料などが使われているものは極力避けるほうがよいと思っています。
      そして、未精白の穀物では、玄米、玄麦パン、全粒粉、ソバなどがおすすめです。
      精白して胚芽をそぎ落とした白米や精白粉を使った白パンには、胚芽の部分に大量に含まれているビタミンやミネラルが欠けています。
      しかし、白米や白パンの糖分が吸収・燃焼されるためには、ビタミンB1、B2、カリウム、亜鉛、マグネシウムが必要で、それらを主食にしていると、栄養素が決定的に足りないという現象が起こります。すると、不完全燃焼を起こして老廃物(燃えカス)のまま体内に残り、血液が汚れてしまうのです。
      また、精白によって神経機能を円滑にする成分も失われているため、脳、神経系が不安定になり、いわゆる自律神経機能の過敏や鈍麻が招かれるようになるといわれています。
      長期間の摂取により、血糖値を調節する各器官(膵臓、副腎、下垂体、甲状腺)は疲弊し、免疫系の機能低下が引き起こされ、がん、糖尿病、血管や心臓などの病気の原因となってしまう可能性も大きいのです。
      逆に、未精白食品を食べれば、ビタミン、ミネラルなどの不足による代謝障害や、老廃物の生成による血液の汚れを防ぐことができます。
      未精白食品の長所はほかにもあります。たとえば食物繊維が多いことです。
      穀類のセルロース、リンゴやみかんのペクチン、海藻のカラゲナン、こんにゃくのグルコマンナンなどの食物繊維は、腸内では分解も吸収もされず、そのまま便として出てくるので、昔は体のためにならない無用のものとされていました。
      でも、今では食物繊維は、腸内でだぶつき吸収されると高脂血症や高血糖(糖尿病)の原因となる脂肪、コレステロール、糖のほか、発がん性物質、ダイオキシン、化学物質などの有害物を便とともに排泄し、腸内をキレイにしてくれることがわかっています。
      腸が汚れていると血液も汚れます。
      食物繊維を十分に摂り、腸内をキレイにすることは血液をキレイにすることでもあります。大腸がん、高脂血症、胆石、肥満などの改善にもなり、吹き出物や肌荒れの予防、改善にもなります。
      海藻や豆類にも、食物繊維が非常に多く含まれています。わかめやひじきなどの海藻、大豆や小豆などの豆類をしっかり食べることも、キレイになる食事のポイントです。
美人は7日で作られる

美人は7日でつくられる

前田 由紀子

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