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皮膚科医おすすめのクレンジング方法

女性にとってクレンジングは必須アイテムですが、一言でクレンジングと言っても、オイルやジェルなど様々なタイプがあります。好みもあると思いますが、いつも同じタイプのクレンジングを使用するのではなく、使い分けることがオススメだと皮膚科医の小林智子さんは言います。それは何故でしょう。小林医師の著書から、クレンジングの使い分け方法をご紹介します。

小林智子(皮膚科医)

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目次

  1. ○クレンジングは使い分けが大事。
     
    • クレンジングは使い分けが大事。

      女性のほとんどの方は化粧をしますよね。洗顔は、夜はクレンジングと洗顔料のダブル洗顔、朝は洗顔料による洗顔が基本です。
      クレンジングでは化粧の油分を、そして洗顔料では肌に残ったクレンジング料や古い角質、汚れなどを落とす、という目的があります。洗顔で重要なこと、それはずばり「さっと」「洗い残りがないこと」です。洗い残りがない、というのはみなさん納得だと思いますが、丁寧に、ではなく「さっと」とはどういうことでしょう。
      まずここではクレンジングについてお話しします。
      一言でクレンジングと言っても、オイルやジェルなど様々なタイプがあることはみなさんもご存知かと思います。これらは形状だけでなく洗顔力なども少しずつ異なります。
      一般的に、洗顔力が強いものはその分、肌への刺激も強いものが多いです。
      刺激が弱いものにはクリームタイプや乳液タイプがあります。界面活性剤が少なめである程度保湿力もあるため、敏感肌を含む乾燥肌の方におすすめです。
      次に強いものはジェルタイプ。ただ界面活性剤が多い分、皮脂を取りすぎることも。さっぱりとした使用感があるため脂性肌の方におすすめです。
      さらに洗浄力が強いものはオイルタイプで、界面活性剤が多く濃いメイクでもさっと落とすことができる一方、洗った後につっぱりや乾燥を招くこともあります。
      最近では、シートタイプのクレンジングもありますが、これはあまりおすすめしません。なぜならこのタイプはほとんどが界面活性剤を多く含んでいるだけでなく、肌に大きな摩擦がおきて炎症・トラブルの原因になってしまう可能性が高いからです。
      では低刺激のものだけ使っていればいいのか、というと必ずしもそういうわけではありません。例えば、洗浄力が低くてメイクが肌に残ってしまうとかえって肌のダメージにつながりますし、洗顔に時間がかかりがちになる可能性もあります。
      間違えたスキンケア「あるある」のひとつは、「洗顔による肌の摩擦」です。先ほどポイントとして挙げた「さっとメイクを落とす」には、「肌をこするような手間をかけない」という意味が含まれています。
      これは敏感肌の若い女性に特に多いのですが、肌への刺激が少ないクリームタイプや乳液タイプのクレンジングを選ぶものの、必要以上にずっとゴシゴシこすって化粧を落としている方がいます。
      それでは逆に肌に大きな負担がかかってしまうだけでなく、やり過ぎによって皮脂を取りすぎ、肌トラブルを作ってしまうという本末転倒な結果を招くことになるのです。
      ですから、オイルタイプはしっかりメイクをした日だけ使用するなど、メイクの濃さやその日の肌のコンディションに合わせて使い分けることが理想的です。
      最後に、摩擦を少なくするコツをお教えしましょう。
      必ずクレンジングの前には水やぬるま湯で軽く洗うこと。これだけでも摩擦をぐっと減らすことができます。
      また、クレンジングの後で洗顔料を使うので、洗い流す際もクレンジングは完璧に落とすというよりも肌になじませるように、あくまで力を入れず優しくさっと。これがポイントです。

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