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【皮膚科医執筆】クリームと乳液の最適な使用量

あなたはきちんと乳液やクリームを使って保湿することができていますか?一通りのケアは怠らずに行っているのに、肌が乾燥しているとしたら、化粧水は多めに使う人が多い一方で、乳液やクリームはケチって少量を取ってそれを薄く伸ばして使っているのではないでしょうか。皮膚科医の著書から、クリーム・乳液の「適量」をご紹介します。

小林智子(皮膚科医)

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目次

  1. ○クリームと乳液の量は「ちょっと多いかな?」が目安。
     
    • クリームと乳液の量は「ちょっと多いかな?」が目安。

      さて、ではいよいよ乳液とクリームを使っていきましょう。
      ところで、あなたはきちんと乳液やクリームを使って保湿することができていますか? ただ何も考えずなんとなく乳液やクリームで保湿しているのでしたら、やってる「つもり」でも実は不十分なケアかもしれません。
      というのも、患者さんにスキンケアのやり方を聞いてみると、この乳液やクリームの使い方に不足があるのではないかと思うことが多いのです。
      1番多いのは、保湿ケアを塗る際の「適量」が間違っていることです。
      化粧水は多めに使う人が多い一方で、乳液やクリームはケチって少量を取ってそれを薄く伸ばして使っている人が多いのではないでしょうか。
      クリームのちょうどいい量とは、塗った後にティッシュペーパーがペタっと付着する量。これは日本人の顔の面積およそ500平方センチメートルに対して1回につき1〜1・5グラムの量になります。大きさで言うと500円玉程度。保湿については朝と夜の1日2回が基本なので、1日で2〜3グラム使うことになりますね。
      ご自分が使っているクリームの量を一度確認して、どれくらいで使い切ることになるか計算してみてください。思ったよりも早く消費しなくてはいけないことになるのではないでしょうか。
      乳液の場合はテクスチャーがどちらかと言うと化粧水よりですが、こちらもクリームと同様に500円玉くらいが使用量の目安です。
      また、塗る場所も重要です。
      顔のパーツの中では、頬よりも鼻から下の方が水分は失いやすいことが分かっています。頬は顔の中でも面積が大きく塗りやすいですが、特に季節の変わり目や冬の乾燥する時期には鼻から下にもしっかり塗るのをお忘れなく。
      この機会に、あなたの肌が乾燥しているかどうか確認してみましょう。
      「乾燥」と言っても、どういう状態が乾燥しているか分からない人も多いと思います。ドライスキンというのは、正常な水分量から10%程度低下することを言います。
      水分量と言えば、体験したことがある人もいるかもしれませんが、デパートの美容カウンターなどで水分量を測定する機械がありますね。
      この数字につい一喜一憂してしまいがちですが、残念ながらこの機械では正確にドライスキンかどうかを判断することはできません。なぜかというと、ドライスキンかどうか評価するためには、水分量だけでなく、角層に含まれる天然保湿因子の量など他の要素も含まれるからです。
      そのため、計測した水分量よりも、実際に手で触れて、肌表面が滑らかかどうかや、けば立っていないかといった「柔軟性」で判断した方が実は当てになります。
      日頃から触ってその都度ドライスキンかどうかチェックしておきましょう。オクラのようにささる感じや、触ったときに滑らかでなくひっかかったりざらつきがあるなどが目安だと思います。
      もし乾燥しているようでしたら、乳液とクリームはダブル使いで、セラミドなど保湿効果の高い成分を配合したものを使ってみてください。使う量は先ほども述べた500円玉大を目安で。すでに必要な量を使っているなら、量を増やすよりも、詳しくは後ほど説明しますが、睡眠時間をしっかり確保する、タンパク質やオメガ3などに配慮した食事などの生活習慣を見直すことが重要かなと思います。

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