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- ○5つ目のステップ、「掃除」も、1日1回できれば十分!
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5つ目のステップ、「掃除」も、1日1回できれば十分!
「片づけ」と「掃除」を楽にするポイントは、それぞれの時間帯を分けること。我が家の場合は、「片づけ」は、夜寝る前。「掃除」は、朝、旦那さんも子どもたちも起きる前、誰もいないときに、パーッと「掃除」を済ませてしまうことにしています。「片づけ」が済んで、何も出ていないし誰もいない、自分だけの朝の時間は、まさに「掃除」のゴールデンタイム。こう決めてからは、「掃除」の時間もどんどん短縮。こんなに楽していいのかな? というくらい、「掃除」の時間も、鼻歌まじりです。①家族が誰も起きてこない、自分だけが起きた朝一番にリセットタイムを作る。
②子どもが園や学校に行ったりご主人が出勤された後、8〜9時ぐらいに、リセットタイムを作る。
③夕飯の前。
④夜寝る前。
私は、相談に来られる方にも、「この4つのうちのどこかでお部屋がリセットされれば、それでいいのではないでしょうか?」と言っています。とはいえ、①と②は一人で片づけに取り組むことになりますから、なるべく家族がそろう時間に「みんなで」をおすすめしています。「うちに、服塚ができて困るんです」と相談にいらした方は、③の夕飯の前にせんたくものをたたむ時間を設けました。何か新しい行動を習慣にしたいときは、すでに習慣になっている行動とセットにしてしまうことが効果的。服塚ができて仕方なかったその方は、習慣化に成功し、服をたたむ時間を作れるようになりました。けれども、小さいお子さんがいらっしゃったり、生真面目で頑張り屋さんで「常にきれいにしていなきゃ」と思っておられる方は、1日のうちに5回も6回も、片づけをしたり掃除をされたりしています。それは、やっぱり、ちょっとやりすぎで、それだけで疲れてしまいますよね?また、人生の大切な時間を、それこそ片づけと掃除だけに追われて過ごしてしまうという、もったいないことにもなってしまいます。ですから、1日に1回どこかでリセットタイムを持っていればOK。「掃除」も、1日に1回できれば、十分。一人暮らしの方や、共働きのお宅であれば、「掃除」は、休みの日にまとめて1回するだけでも、十分です。一人暮らしで、平日は仕事に出かけている方なら、家にいる時間も少ないし、そんなに汚れない。洗面所とお風呂とリビングの座っているところは多少汚れるでしょうけれど、たぶん、キッチンも大して汚れないのではないでしょうか?だったら、平日の「片づけ」「掃除」は、汚れたり、乱れたりしたところだけで大丈夫。それで、十分、あなたらしい快適空間は、キープできるはずです。我が家の場合、私が子どもと一緒に帰省しているときは、主人は驚くほどきれいに生活をしています。それは特別片づけが好きなのでも、きれい好きなのでもなく、仕事に行って家に帰って寝るだけなので、多くの物を使っていないから。だから、片づけも、掃除も、時間がかからないのです。そして、そう断言できるのは、やっぱり、「イメージ」「整理」「収納」で作った「お部屋のシステム」がちゃんとできているからこそ。それができれば、「片づけ」も「掃除」も、どんどん時間短縮できていきます。そして、まさに、鼻歌まじりで、「こんなに楽に、すっきり、心地よい空間をキープできていいのかしら?」と、どんなに片づけ、掃除下手な方でも、自分で自分を褒めたくなるように、必ずなります。
あなたのお部屋がイライラしないで片づく本
Chapter2 「イメージ」「整理」「収納」で、「片づく部屋」をつくるより
アドラー心理学で、イライラママからニコニコママに変身~主婦のワザを競うコンテストの準グランプリ受賞者が伝える、気楽・時短・手抜きでできる快適感いっぱいの片付け・家づくり。