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初対面の相手とすぐに打ち解ける方法とは
初対面の相手と打ち解けるには「あるある会話」が有効なのだと、のべ200万人を超える人たち向けに話してきた「話の達人」山崎拓巳さんは言います。初対面でも盛り上がれる「あるある会話」とは何なのでしょう。山崎さんの著書『さりげなく人を動かすスゴイ!話し方』からご紹介します。
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目次
- ○初対面で盛り上がる「あるある会話」
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初対面で盛り上がる「あるある会話」
初対面の相手とすぐに打ち解けるには、どのように会話を進めればよいでしょう?ひと言で言えば、相手に質問をして、その回答に「素敵な合いの手」を入れることで、「わあっ、この人、わかってる~」と距離を縮めたいものです。前の項で、船井幸雄先生がいつも初対面の相手に、「どこで生まれたの?」という質問をすると紹介しました。実は僕(山﨑拓巳)、とくにこの質問を重宝に使っています。僕は三重県の出身で現在は東京在住ですが、東京って「たくさんの地方人」の集まりなので、「出身地」を聞くと相手との距離を一気に縮められることが多いんです。「出身はどこなんですか?」「長野県なんです」「『信濃の国』、歌える?」「歌えますよ」「何番まで歌える?」「歌詞さえあったら最後まで歌えます!」「なんで、知っているんですか?」と驚いてくださいます。長野県の人は『信濃の国』っていう県歌が歌えるんです。これは「長野県あるある」なのです。群馬県の人は上毛かるたができるし、北九州の人は飲んだ後、おはぎを食べます。ちなみに沖縄の人は飲んだ後、ステーキです。北海道の人は唐揚げをザンギと呼びますが、ザンギと唐揚げは厳密には違うそうです。大分の中津の方は鳥の唐揚げを1キロ、2キロという単位で買います。関西の人はカバンに「飴ちゃん」を入れている人が多くいます。そして、「飴!」と呼び捨てせず、怖いオジさんも「飴ちゃん」と敬意を込めて呼ぶのです(笑)。その他、僕が知っている「出身地別あるある」をざっと紹介しておきましょう。○富山のシラエビの鮨は、釣りに飽きた鮨職人が撒き餌を塩水で洗って食べたのが始まり。
○江戸前の腕っ節は煮ハマとヅケとコハダで試され、ジャパニーズ・ファーストフードなんだと江戸の民は言います。
○フグは最近、三重や静岡がいい感じです。
○高知の藁の焼き香りが付いた塩たたきが美味いのはみんな知っているが、高知の女子の酒の強さは思っている以上なのです。
○博多のラーメンは久留米や小倉と違って薄味です。博多は実はうどん発祥の地で、うどん好きが多いのです。
○高松の人は讃岐うどんを喉ごしで食べます。
○焼うどんは北九州が発祥。ホルモン系は岡山。徳島や宮崎のうどんも実は絶品です。
○餃子は宇都宮が有名ですが、浜松が最近優位で、京都が迫っています。
○うなぎは浜松ってことですが、三重の津市もかなり捨てがたいのです。
○伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、名古屋の人は全国の冷蔵庫に「つけてかけてみそ」が入っていると信じています。
あ! 調子に乗ってしまいました(笑)。*語弊などがありましたらお許しください。「仕事あるある」も有効です。また、「血液型あるある」「星座あるある」「動物占いあるある」もかなり盛り上がります。「B型でペガサス。水瓶座の男子で鹿児島の鹿児島市出身だったら……」あなたはみんなの話題の占い師になってしまいます。
スゴイ!話し方
「〇〇あるある」は人間関係を盛り上げる!
さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方
第2章 ナチュラルに相手とつながる話し方より
とてもナチュラルで、気がつくと、心をつかまれてしまう人がいる。なぜなのか?著者が多くの先輩から学び、自ら実践してきたテクニックを、あますところなく公開する。一瞬で信頼されて「やる気のスイッチ」を入れる本。