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いいアイデアを出すためにするべきこととは|東大卒の敏腕プロデューサーが教える!

「アイデアを生み出す」という言葉を聞くと、多くの人は「自分の頭から自然と湧き上がってくる」ものだとイメージするのではないでしょうか。しかし、アイデアマンと呼ばれたテレビプロデューサーの角田陽一郎さんは「アイデアは外からやってくる」といいます。アイデアを生み出すヒントが隠されている角田さんの著書をご紹介します。

角田陽一郎

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目次

  1. ○「つまらない」と決めつけず、何でも体験し、自分自身で味わう。それがおもしろいアイデアの種になる
  2. ○アウトプットはインプットからしか生まれない
  3. ○「つまらなそう」と言う人のアイデアは、つまらなくなる
     
    • 「つまらない」と決めつけず、何でも体験し、自分自身で味わう。
      それがおもしろいアイデアの種になる

      組み合わせを考えるとき、大いに役に立つのが「情報」です。
      トークイベントや講演会に行くと、よく「角田さんのようなアイデアマンと違って、私のように、なかなかアイデアが浮かばない人間はどうすればいいですか?」と聞かれるのですが、僕(角田陽一郎)は決まって次のように答えます。
      「アイデアは、外からやってくるものです」
      このような質問をされる方はおそらく、「アイデアは、自分の頭の中から自然と湧き上がってくる」と思っているのでしょう。
      しかし、すでにお話ししたように、それは違います。
      アイデアは、既存のもの同士を組み合わせてできるものです。
      つまり、世の中のいろいろな物事についての情報を持っていればいるほど、たくさんの組み合わせ=アイデアを生み出すことができるわけです。
      だからこそ、まず「好きなこと」を増やす努力をすることが大切です。
      「好きなこと」を増やすためには、世の中のいろいろな物事に興味を持ち、調べることが必要であり、その過程で、たくさんの情報があなたの中にインプットされるからです。
    • アウトプットはインプットからしか生まれない

      アウトプットはインプットからしか生まれません。
      ですから、アイデアが欲しい人は、まず「自分」という大地に、たくさんの「情報」の雨を降らせましょう。頭の中が砂漠のように乾ききっていては、アイデアの泉が湧き出ることはありません。
      テレビ、雑誌、映画、イベント、スポーツ……。
      何でもかまいませんから、自分自身で見て、聞いて、体験しましょう。
      そこでインプットした情報が頭の中にたまり、組み合わされると、やがてアイデアが生まれてくるはずです。
      ただ、ここで気をつけておきたいのは、やみくもに情報を得るだけではなく、「自分なりに情報を育てる」作業が必要だということです。
      情報は、アイデアの種のようなものです。
      せっかく手に入れた植物の種も、放っておいたら、芽を出してくれません。
      土にいたり、水や養分を与えたりして初めて芽を出し、成長していくのです。
      情報も同じです。
      いずれアイデアという花を咲かせるためには、ただ情報を手に入れただけで満足してはいけません。
      では、どうすれば情報を育てることができるのでしょうか?
      とても簡単です。
      得た情報に関して、「どうして?」と考えるだけでいいのです。
      たとえば、「○○が売れている」と聞いたら、「○○はどうして売れたんだろう?」と考えます。
      「○○がおもしろい」と思ったら、あるいは誰かに「○○がおもしろい」と言われたら、「どうして自分は、○○をおもしろいと思ったんだろう?」「どうしてあの人は、これをおもしろいと言ったんだろう?」と考えます。
      深く考え込む必要はありません。
      ただ、一つひとつの情報に対して、「どうして?」と考えてみるのです。
      そのひと手間をかけることで、情報はよりブラッシュアップされた形で、あなたの頭の中にインプットされます。
      まずは、やってみてください。
      そのうち、インプットした情報同士が組み合わされ、自分の中からアイデアが湧き上がってくる感触をつかめるようになるはずです。
    • 「つまらなそう」と言う人のアイデアは、つまらなくなる

      なお、情報を得るときには、他人の「つまらない」という評価に惑わされないよう、気をつけましょう。
      世の中には、自分が深く接したり、自分で体験したりしたわけでもないのに、見聞きした外部情報だけをもとに、「あの映画はつまらない」「あの人はくだらない」「あの国は嫌いだ」と先入観で判断してしまう人が少なからず、います。
      そして、特に最近は、他人の発信した情報がネットなどにあふれているせいか、「いちいち、自分で体験している時間もエネルギーもない」と思っている人が多いのか、他人の評価を鵜呑うのみにして、物事を判断する人が増えているような気がします。
      しかし、それは、人生における大きな損失です。
      他人の評価など、決してあてになりません。
      誰かが「つまらない」と思ったことでも、あなたにとってはすごくおもしろく感じられるかもしれないのです。
      また、単体では「つまらない」ものが、あなたの「好きなこと」と組み合わされることで、びっくりするほどおもしろいアイデアに変身する可能性もあります。
      ですから、何事においても、他人の評価や情報に惑わされ、「つまらなそう」と決めつけないようにしてください。
      アイデアの種となる情報を数多くインプットするには、「自分自身で経験してみること」が何よりも大切なのです。

「好きなことだけやって生きていく」という提案

角田陽一郎

アスコム

第2章 新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれるより

この時代に生まれて本当によかった!もう、嫌いな仕事をガマンしてやり続けなくてもいいんです。好きなことを仕事にして楽しく生きられる。むしろ、そうしないと生き残れない時代が、あと数年でやってきます。しかも、コツをつかめば、今なら誰でも好きなことだけやって生きていける。変革期の今こそチャンスなんです。

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