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苦手な上司、嫌いな先輩との付き合い方【心理カウンセラー監修】

社内には必ず一人くらいは苦手な人間がいるものです。他部署なら近寄らなければすみますが、仕事がからむとなると無視もできません。いったいどう付き合っていけばよいのでしょうか?ポイントをつかめば相手との会話も楽しくなる、苦手な人とのつき合い方を見てみましょう。

小倉広(監修)

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目次

  1. ○自分を正当化する情報集めはやめる
  2. ○人と自分は違うことを頭に入れておく
     
    • 自分を正当化する情報集めはやめる

      社内には「やたら口うるさい上司」や「何かと細かい先輩」など、必ず一人くらいは苦手な人間がいるものです。他部署なら近寄らなければすみますが、仕事がからむとなると無視もできません。いったいどう付き合っていけばよいのでしょうか?
      まず知っておくことは、人間は「嫌いな相手」に対しては、さらに「嫌いになる」情報を集める、という性質です。たとえば「あの部長は口うるさいな」と一度思うと、続いて「よく見るとなんか不潔だ」「二面性がある人だな」といったように相手のアラ探しをするようになってしまうのです。これではますます相手が嫌いになり、コミュニケーションを図るのも嫌になってしまいます。
      相手のマイナス情報を集めてしまうのは「自己正当化」の働きです。つまり「相手が間違っている」「嫌いだ」と感じると、それを正当化するための情報をさらに集めてしまうわけです。
    • 人と自分は違うことを頭に入れておく

      どんな人間にも長所はあるはずです。意識的に苦手な人の「良い部分」を探してみてはどうでしょうか?「先輩は時間にはルーズだけど発想力があるな」とか、「部長はすぐ怒鳴るけど面倒見がいいな」といった具合です。必ずいくつか見つかります。
      このように「良いところ探し」をすれば、自然と相手に対する苦手意識が消えていきます。そうなれば相手に対してもポジティブな発言ができるようになり、コミュニケーションも良好になっていきます。
      人は「嫌われている」ということに意外と敏感です。相手が逆にあなたを嫌う前に対策をとっておくことが大事でしょう。
      さらにもうひとつ「自分と他人は違う」ということも念頭におく必要があります。
      自分と違うから「否定」するのではなく、相手をそのまま受け入れることが大切なのです。
      相手をあるがままに受け入れることができるようになれば、相手の性格の良い部分が見えるようになります。
      苦手な人間がいるというのは苦痛の原因になります。誰に対しても苦手意識をなくすことで、あなたの人間関係はより豊かなものになるでしょう。相手の良いところ探しが得意になることで、相手との会話が楽しくなるはずです。
      相手の長所を見つける

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職場で伝える「伝達力」

監修:小倉広

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