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むくみの原因と解消に効果的な食材【医師監修】

夕方になると足がパンパンにむくんでしまうという悩みをよく見聞きしますが、そもそもむくみとは何故起こるものなのでしょうか。余分な水分が体内に蓄積されてしまう「むくみ」を解消するための改善策をチェックしていきましょう。

田中明(女子栄養大学教授 医学博士)、蒲池桂子(女子栄養大学栄養クリニック教授 管理栄養士)

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目次

  1. ○冷えや塩分のとりすぎが起きていないか要チェック!
  2. ○改善ポイント
  3. ○とりたい食材
     
    • 冷えや塩分のとりすぎが起きていないか要チェック!

      体内の余分な水分が排出しきれずに、顔や手足に溜まってしまうのがむくみの原因です。
      栄養面での対策は、血行を盛んにして代謝を促すタンパク質と、その働きをサポートするビタミンB₁、ビタミンB₂を補給すること。
      体内に水分を溜め込む性質がある塩分は控えめにして、逆に利尿作用のある食材を多くとるのもポイントです。運動で筋肉量を増やす、体を温めてよく眠るなどの生活の工夫も、むくみ解消に役立つでしょう。
    • 改善ポイント

      ①塩分を控える

       薄味を基本に。ラーメンなどのスープも注意。飲み干すと、塩分過多になります。

      ②カリウムをとる

       体内の余計な塩分を体の外に出す働きのあるカリウムは、生野菜や果物に多く含まれています。意識的にとりましょう。

      ③運動や入浴を積極的に

       体を温め血のめぐりをよくすることで、余分な水分を排出することができます。

      ④ビタミンB₁、B₂をとる

       エネルギー代謝を活性化するとともに、老廃物の蓄積を防ぎます。

    • とりたい食材

      カリウムやビタミンB群で水分の排出を促す

      あずき

       代謝を促すビタミンB群やカリウムがたっぷり。煮汁に多く含まれるので、お汁粉など一緒にとる調理がベスト。

      スイカ

       利尿作用があり、溜まった水分をスムーズに排出。このほかキュウリやメロン、ゴーヤなどのウリ類もおすすめです。

      ササミ

       運動不足などで筋肉量が少ないと、むくみやすくなりがち。適量のタンパク質と運動で筋肉がつき、むくみ解消に。

あたらしい栄養事典

(監修)田中明蒲池桂子

日本文芸社

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