目次
- ○美しくなる「野菜収納」レッスン
- ○すべての野菜が「冷蔵庫好き」とは限らない
- ○タテに育つものはタテ保存
- ○葉物は水分が命! 「ビニール袋」保存が◎
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美しくなる「野菜収納」レッスン
野菜の「選び方」と同じくらい大切なのが野菜の「保存方法」。野菜の栄養素を保つには、とにかくよい状態で保存することが大切です。今まで樹や、草、土の中からたっぷりと栄養を得て生き生きと育っていた野菜たち。チョキンと切り離されてハードな環境で運ばれてきたのですから、それなりの方法で労わってあげたいものです。野菜が最も喜ぶ保存の方法としては、「育った状態をイメージ」して保存をすることです。 -
すべての野菜が「冷蔵庫好き」とは限らない
トマト、ナス、キュウリなどは未熟、丸ごとであれば実は冷蔵保存を必要とせず、風通しのよい冷暗所での保存が向いています。これらはもともと温かいところで育った野菜なので、寒いのが苦手なのです。特にナスは冷蔵庫に入れると自らの水分で凍ってしまい、低温障害になるという可哀想な状態に……。あっという間に色が変わったり、水っぽくなったりと傷みが出てきてしまいます。最新の冷蔵庫にはこの部分が解決される仕組みが備わっているようですが、もしも冷蔵庫に入れているのに長持ちしないという場合はビニール袋や手ぬぐいで包むか、常温保存に挑戦してみてください。ちなみに実野菜は一部分に負荷がかかると、そこから腐ってしまいます。大きなトマトなど、下に接していた面から傷んでいた、という経験がある方も多いでしょう。まめにコロコロ転がすように保存してみてください。ただし、一度包丁を入れてしまった野菜は、ここまでお伝えしたことは一旦忘れて、すべて冷蔵保存してください。野菜を切るタイミングについては、次項目で紹介します。 -
タテに育つものはタテ保存
スーパーでたまに曲がったアスパラガスを見ますが、それは収穫されてからしばらく横向きに寝かされていたことを表しています。横になっても上へ上へとのびたいのですね。アスパラガス、ホウレンソウ、小松菜をはじめとする葉野菜やニンジンなどタテに育ったものはタテ保存するほうが、収穫後も成長しようとしている野菜の無駄なエネルギーを使わせなくてよいです。私は自宅の冷蔵庫の野菜室の下段に、百円均一で購入した食パンケースや深めのタッパをはめ込み、タテ収納しやすいように仕切りをつくっています。フタの部分は野菜室の上段に並べて、小さめの野菜や、カットしてラップ保存するものを置きます。少し長めのタテ野菜は、開き戸の内側にあるドリンク収納部分に入れておくことが多いです。 -
葉物は水分が命! 「ビニール袋」保存が◎
葉野菜は収穫後も呼吸をしています。また呼吸をするだけではなく、葉から水分を蒸散しています。ですので、そのままにしておくとすぐに萎れてしまいます。なるべく萎れるスピードを遅らせるためには、小さく折って湿らせたキッチンペパーで切り口を覆い、ビニール袋に入れて保存するのがおすすめです。ニンジン、大根、カブを葉つきで買った場合は、早めに葉の部分をカットしておきます。葉の部分から水分が蒸散するだけではなく、根の部分の水分で成長しようとするため、せっかくの食べる部分のおいしさが減ってしまうからです。
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