目次
- ○一目惚れされる素肌には「赤ピーマン」
- ○ピーマンの色違いの秘密
- ○スキンリセットでお肌と向き合ってみる
- ○美肌を目指す赤パプリカのレシピ
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一目惚れされる素肌には「赤ピーマン」
美肌にとって欠かせない栄養素としてビタミンCについてお話ししましたが、そのビタミンCを効率よく摂れる野菜で特におすすめなのは「赤ピーマン」です。緑、黄色、オレンジでもなく赤ピーマン。赤ピーマンはビタミンCが豊富に含まれているだけではありません。大抵の野菜は加熱をするとそのビタミンCが壊れてしまいがちなのですが、赤ピーマンのビタミンCは熱に強いという性質をもっています。しかも、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」のデータによると、緑ピーマンの約2倍!とはいえ、意外にも赤ピーマンが売っているスーパーは緑ピーマンに比べて少ないもの。その場合は「赤パプリカ」でもOK。赤パプリカに含まれるビタミンCも赤ピーマンと同じように加熱に強いので、色々な調理法で取り入れられますし、赤ピーマンよりも肉厚で甘味があるので食べやすいです。しかも、加熱した赤パプリカは、生で食べるよりも甘味が増しておいしいのです。フランスでは加熱して食べるのが当たり前だとか。私はよく、半分に切って種を取りのぞいた赤パプリカをトースターで皮に軽く焦げ目がつくほど焼き、焼きあがったら皮をペロリとはがしてから様々な料理に使います。「ピーマン独特の香りが苦手!」という方にも比較的食べやすくなりますよ。 -
ピーマンの色違いの秘密
ちなみにピーマンの緑色・赤色の違いは収穫時期の違い。品種が違うわけではないのです。赤は完熟の色。完熟は「おいしいよ」「栄養たっぷり」のサインですから、ピーマンに関しても完熟した赤ピーマンの栄養価が高いのもうなずけますね。赤ピーマンと同じように加熱しても、ビタミンCが壊れにくい野菜には、ジャガイモ、サツマイモがあります。でんぷんによってビタミンCが守られているのですね。かといってフライドポテトが美肌によいかと聞かれれば、多くの油分を含むので、やはり「食べ過ぎ」は避けたいところです。美肌に関係のある食材は食べた瞬間から劇的に肌が変わるわけではありませんが、知った上で自分の肌の状態に合わせて選んで食べていくこと。その小さな積み重ねで確実に理想の肌に近づきます。 -
スキンリセットでお肌と向き合ってみる
「野菜習慣の効果をより早く実感したい!」という方におすすめなのは、ファンデーションを卒業して、「すっぴん時間」を増やすことです。私はこれを「スキンリセット」と呼んでいます。実はデビュー前の女優さんが美のために最初にすることは、3ヵ月〜半年の間、日焼け止め以外のメイクをすべてやめて、自分の「素顔」と向き合うこと。ファンデーションを使わないでいると、自分の肌に言い訳ができません。食べたものは如実に肌に出てきますから、その結果と向き合わずにはいられないのです。味覚と同じでメイクも一度濃くしてしまうと、どんどん濃くなっていきます。濃くすればするほど、食生活の見直しをしなくてもなんとか隠せてしまうので、内側からの美とは疎遠になってしまいます。とはいえ、ノーメイクで出社できる方は少ないと思いますので、代わりに休日にすっぴんで、好きなブランドの洋服を試着することをおすすめします。試着すれば、明るいライトの下、大きな鏡で「買いたいほど気に入った服」と「自分のすっぴん」が並ぶことになります。想像以上の緊張感に驚きますよ。すっぴんのときに似合う服は、自分が醸し出す雰囲気に合っている服でもあります。自分のお気に入りのブランドの服が、すっぴんでも似合うようになったら……こんなに嬉しいことはありませんよね。自分の「すっぴん」と向き合うことは、食生活を見直すきっかけにも、野菜を取り入れた食生活を続けるモチベーションにもつながるはずです。 -
美肌を目指す赤パプリカのレシピ
赤パプリカの鶏肉詰め材料(2人分)赤パプリカ…1個
鶏ももひき肉…150g
タマネギ…1/2個
バジル、チーズ…お好みで
塩…小さじ1/2〜適量
コショウ…適量
オリーブオイル…適量
酒…大さじ1
つくり方1 赤パプリカは種を取りのぞいて4つに輪切りにする。タマネギ&バジル&チーズはみじん切り。
2 タマネギをオリーブオイルをひいたフライパンで炒めて、透き通ってきたらボールに入れる。あら熱がとれたら、赤パプリカ、酒以外の具材を入れてよく混ぜる。
3 熱してオリーブオイルをひいたフライパンに赤パプリカを置き、2をパプリカに詰めた後、酒をまわし入れ、フタをして蒸し焼きに。裏面も焼いて出来上がり。
赤パプリカのサラダ材料(2人分)赤パプリカ…1個
ツナ…1缶
粒マスタード…小さじ2
バジルの葉…お好み
つくり方1 赤パプリカは半分に切り、種を取りのぞいてトースターで焦げ目がつくまで焼く。あら熱をとって、皮を取りのぞき細切りにする。
2 1とツナ、粒マスタード、バジルの葉を和えて出来上がり。
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