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- ◯血糖値を制するものは、ダイエットを制する!
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血糖値を制するものは、ダイエットを制する!
なぜ、ごはんをたくさん食べると太るのでしょうか? これには血糖値が大きく関係しています。「血糖値って、もっと年齢が上の人が気にするものでしょ?」と思うかもしれませんが、血糖値のしくみを理解することが、ダイエットの成功を左右すると言っても過言ではないのです。わたしたちが食べものを食べると、まず胃で栄養素を消化しやすい形にし、小腸でブドウ糖やアミノ酸などを取り込みます。これらは血液といっしょに体内を巡り、必要な部分で使用されます。このときに、血液に取り込まれるブドウ糖が多いと血糖値が上がります。それを下げるために、インスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖は肝臓や骨格筋、脂肪細胞などに取り込まれます。つまり、大量にとりこまれて消費できなかったブドウ糖は、インスリンの働きによって脂肪に変えられるのです。食べ過ぎると太るのは、インスリンの働きによるものなのですね。血糖値を急激に上げるとインスリンが過剰に分泌されるので、炭水化物中心の食事が多い人や砂糖たっぷりのスイーツが好きな人は要注意。これらは血糖値を急上昇させるおデブのもと! でも安心してください。食べ方をちょっと工夫するだけで、食後の血糖値をゆるやかにすることができます。〈血糖値を上げない食べ方〉①食べる順番は、食物繊維→たんぱく質・脂質→炭水化物
食物繊維には糖の吸収をゆるやかにする効果があります。
②一日三食きちんと食べる
空腹の時間が長いほど、血糖値は上昇しやすくなります。朝ごはんをしっかり食べるのが◎
③食後に軽い運動を
できれば食後に15〜30分の軽い運動を。筋肉が血中のブドウ糖を消費してくれます。
近年は、「血糖値スパイク」という言葉も話題に。食後短時間で急に血糖値が上昇し、すぐに元に戻る症状のことで、心筋梗塞や糖尿病、がんになるリスクを高める恐れがあるそうです。自覚症状がないのも特徴で、健康診断で正常と診断された成人の約三分の一に、またやせ型の20代女性の約五分の一に認められたという調査結果もあります。「まだ若いから」とか「そこまで太っていないから」といって、決して人ごとではないことを覚えておきましょう。
外食女子のための太らない選択
CHAPTER3 ホッと一息つきたい カフェ&スイーツ編より
毎日忙しい女子にとって、外食をしないで生きていくのは難しい。だけど外食続きだと、“太っちゃうし"、“体によくないし"と不安。そんな女子のために、誰もが知っている有名外食チェーンのあのメニュー、どちらを選べば太らないのかを教えます。