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知らないと恥をかくビジネスマナー(紹介の順番/名刺交換/席順)

仕事相手との関係性を深められる接待では、受ける場合ももてなす場合も会社の代表としてふるまえるように意識することが大事です。
では、接待する側、される側ではそれぞれどのような振る舞いが適切なのでしょうか。その後の関係にも大きく影響する接待での立ち居ふるまいをチェックしてみましょう。

岩下宣子(マナーデザイナー)

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目次

  1. ○紹介の順番
  2. ○名刺交換
  3. ○社会人として知っていて当たり前 席次の基礎知識
     
    10分前には玄関、5分前には受付に着くようにしましょう。玄関に入る前にコートやマフラーなどの上着は脱いで受付をします。濡れたものは室内に持ち込まず玄関前で整えてから建物に入りましょう。
    • 紹介の順番

      紹介するルールは3つあります。いずれも立てたい人を最初に紹介します。

      まず自社の人を他社の人に紹介

      自社の役職が高い人から順に紹介

      役職が同じ場合、年下から年上の順に紹介

      紹介順番の例

      他社も同様に、役職の高い人から順に紹介します。

    • 名刺交換

      名刺入れから名刺を取り出し、名刺交換の準備をします。テーブル越しにならないよう、場所を移動しましょう。

      名刺と名刺入れの間に人さし指が入るように両手で持つ。

      or

      親指と人さし指で名刺を挟む。

      右手で相手に正面を向けた名刺を渡し、左手で相手の名刺を受取ります。相手に渡す時に社名と名前を伝えます。

      名刺入れは輪になっている方を相手に向ける。

      名刺の向きは相手が文字を読める向きに。

      相手の名前などを確認しましょう。読み方がわからない時は「失礼ですが、なんとお読みするのでしょうか」と尋ねてもOKです。

      Point! 名刺を忘れた時

      忘れても「名刺をきらしておりまして」と受け取り、後日郵送で送りましょう。

      名刺の置き方

      名前を覚えていない時は、テーブルの上座側に置きます。複数の場合は席順に並べましょう。名前

      NG 名刺が腰より低い位置

      名刺の出し入れ、交換はすべて腰より上でしましょう。頂いた名刺も腰より下に下げて持つのはNGです。

    • 社会人として知っていて当たり前 席次の基礎知識

      状況に応じた座席や立ち位置の並び順を席次といいます。年齢や役職が上の人、お客様は〝上座〟に年齢や仕事上の地位が低い人、ホストは〝下座〟に着くのがルールなのでしっかり覚えておきましょう。 *番号が若いほど、席次は上(上座)になります。

      応接室

      長椅子が来客用で、入口から遠い方が上座です。

      和室

      和室は床の間の位置を基準にして考えます。床の間の前が上座になります。

      会議室

      入口から遠い方が上座で、近い方が下座です。

      エレベーター

      操作盤の前が下座。左奥が上座です。

      後部座席に3人乗る時は、真ん中が下座です。

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岩下宣子

東京書店

第1章 心をつかむ好感度アップのビジネスSTYLEより

人気イラストレーターmaegamimamiさんのイラストで伝えるファッションからみせるマナー本。 通勤服やTPO別のファッション、そしてビジネスマナーや美しい立ち居ふるまいまで即実践できるテクニックをイラストで紹介。また基本的な慶事と弔事の作法からテーブルマナーまで。女性なら身につけたいしぐさや着こなしを教える永久保存版がここに完成です。

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