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腸内環境が良い状態とは【管理栄養士監修】

腸内環境を整えると美容と健康に効果的だと言われていますが、なぜ腸内環境を整えることが大切なのでしょうか。その理由を高橋尚子率いるチームQに加入していた経験を持つ管理栄養士監修の書籍からご紹介します。

新生暁子(管理栄養士)

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目次

  1. ○腸内環境がいい状態ってどういうこと?
     
    • 腸内環境がいい状態ってどういうこと?

      腸内環境を整える「腸活」。美容・健康に高い意識を持っている人なら、すでに始めている人も多いでしょう。
      腸は食べたものが最終的にたまる場所です。そのため、そもそも汚れやすい場所で、便秘などで老廃物がたまると加速度的に腸は汚れていきます。この汚れを放っておくと便秘や下痢を繰り返すだけでなく、腸を通った血液も汚れてしまうことに。汚れた血液が全身を巡ると、ニキビや肌あれを引き起こします。さらに、自律神経の乱れにも……。つまり、腸の乱れはカラダ全体の不調に直結するのです。不調を防ぐためにも、腸はキレイな状態を保っておきたいものです。
      腸がキレイで腸内環境がいいとは、菌のバランスが保たれている状態を指します。腸内には100兆~1000兆の菌がいて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌ひよりみきんの3つのグループに分かれて共存しています。腸内環境を整えるということは、3つのどれかひとつを無くすということではなく、善玉菌を増やし、ほかの菌より優位に立ったバランスをキープすることです。
      そのためには、善玉菌のエサになる栄養素が豊富な食品を食べなければいけません。善玉菌のエサになる食品の代表格は、ヨーグルトや漬け物などの発酵食品。オリゴ糖、乳酸菌、酵母菌など、善玉菌を育てて増やす栄養素がたっぷり含まれています。発酵食品に加えて、老廃物を絡め取って排出するデトックス効果がある食物繊維も摂りましょう。ただ、どちらも摂ったからといって翌日から便秘が治ったり、腸内細菌のバランスがすぐに好転はしません。継続することが、キレイな腸になるコツです。
      腸内環境を整える食事のポイントは、自分に合った食品を探すこと。人によって腸内に持っている菌が違います。気になる食品は体調に変化があるまで続けて、効果が出るものを探しましょう。

カラダにいいのはどっち?

新生暁子

セブン&アイ出版

Chapter3 腸内環境をよくするのはどっち?より

太らないためには?老けない体をつくるためには?強い血管になるためには?腸内環境を良くするためには?ガンを防ぐには?栄養学の観点からオススメの食材やメニューを詳しくしていくのが本書です。

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