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【管理栄養士執筆】病気を遠ざける「オメガ9」のオイルとは

近年アマニ油などで注目を集めている「オメガ3」は気にしている方も多いと思いますが、「オメガ6」「オメガ9」も存在することをご存知ですか?今回はオリーブオイルに代表される「オメガ9」について、アンチエイジングをテーマとしたレストランを都内で経営する管理栄養士・堀知佐子さんの著書からご紹介します。

堀知佐子

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目次

  1. ○病気を遠ざける「オメガ9」のオイル
     
    • 病気を遠ざける「オメガ9」のオイル

      オメガ9はオリーブオイルに代表される「オレイン酸」の不飽和脂肪酸で、もっとも酸化しにくい性質をもちます。
      酸化されにくいため、加熱料理も安心して使うことができるため、体内では活性酸素と結びついて過酸化脂質となることも避けることができます。
      過酸化脂質はDNAに損傷を与えることで発がんを招き、アテローム性動脈硬化にもつながります。
      酸化されにくいオレイン酸の摂取は、発ガンや動脈硬化にともなう心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、糖尿病など、生活習慣病の予防、改善に役立つといわれています。
      オレイン酸の働きでもっともよく知られているのは、血液中の悪玉コレステロールを除いて、動脈効果や心臓病、高血圧を予防することです。
      そもそも、悪玉コレステロールは脂肪摂取量に応じて多くなるのですが、特に陸上動物由来の肉類に含まれる脂肪の過剰摂取は、善玉コレステロールを増やします。
      オレイン酸は不飽和脂肪酸と同様に、悪玉コレステロールは減らすが、善玉コレステロールは減らさないという実験報告が注目されています。
      また、オレイン酸は胃での滞在時間が飽和脂肪酸に比べると短いため、その分、余計な胃酸を分泌しなくてもよくなります。
      このため、胃もたれや胸焼けすることが少なくなり、胃酸過多症胃炎、胃弱、胃潰瘍、十二指腸潰瘍かいようなどの予防や改善にも効果的です。
      他にも排泄物を柔らかくして便秘を予防、解消する効果があるといわれています。
      オレイン酸は石けんやシャンプーの原料としても用いられ、腸内物をやわらかくして排便を促す作用があるといわれているのです。
      便秘になりやすいのは、食物繊維が不足することが最大の原因と考えられます。
      しかし、ダイエットなどで油脂を避けることもまた、便秘に悪影響を及ぼします。
      あぶらには、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があることはすでにお話ししました。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のお話しもしましたが、トランス脂肪酸不飽和脂肪酸に大きく関わっています。
      「サクサクッ」「カリカリッ」とした食感の揚げ物はとてもおいしく感じるものですが、この気持ちいい食感をつくり出しているのがトランス脂肪酸です。
      ファストフードや安価な揚げ物の惣菜に使われている、ショートニングというものです。ショートニングもマーガリン同様、植物油に水素のという分子を加えて常温で固形状を保てるようにつくられているのです。

若返り食生活

堀知佐子

きずな出版

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