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「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」今更聞けないふたつの違い

「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」という言葉を聞いたことがあるという人は多いと思いますが、その違い、知っていますか?これは油脂の種類ですが、どのような違いがあるのでしょう。健康への影響も大きく異なるこの2つの違いをチェックしてみましょう。

堀知佐子

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目次

  1. ○油を見直そう
     
    • 油を見直そう

      三大栄養素は炭水化物・脂質・たんぱく質ですが、その中の一つの脂質は意外と地味で、あまりトピックもありませんでした。
      しかし、最近はオリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁あまに油などその特徴にスポットライトが当たり、脂肪酸の構造による違いよるからだへの貢献度が注目を浴びています。油のことを「油脂」と書きますが、油は液体、脂は固体を表しています。
      油脂というのは、大きく2つに分かれます。
      一つは常温で固体の「飽和ほうわ脂肪酸」です。
      バターやラード、マーガリン、ココナッツオイルなどに多く含まれます。ココナッツオイルは飽和脂肪酸なのですが、溶ける温度が低いので夏場などは常温で液状になります。
      加熱にも安定した脂なので、ラードで揚げたコロッケなどは時間が経ってもサクサクしておいしいのですが、血管障害などを起こしやすい脂です。
      体内でつくられる栄養素ですから、積極的に摂る必要のない脂であることも忘れないでください。
      もう一つは常温で液体の「不飽和脂肪酸」です。
      オリーブオイルや菜種油、キャノーラ油に多く含まれています。
      不飽和脂肪酸は、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。
      一価不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸と同じようにからだの中でつくることができるので、多く食べる必要はありません。
      しかし、多価不飽和脂肪酸は「必須脂肪酸」といい、からだの中でつくることができません。そのため、食べ物などから摂ることが必須となっています。
      液状の油は分子構造として、オメガ369と区分されます。それぞれどんな働きがあるか見ていきましょう。

若返り食生活

堀知佐子

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