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冷えを改善させる4つのポイントと食材【医師監修】

冷えに悩む女性は多いですが、その反面、「よくあること」と軽視しがち。放置しておくと様々な不調を招いてしまいます。血行を良くして体を温める食材を積極的にとりましょう。医師監修の最新栄養事典から、冷えを改善する食生活のポイントをご紹介します。

田中明(女子栄養大学教授 医学博士)、蒲池桂子(女子栄養大学栄養クリニック教授 管理栄養士)

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目次

  1. ○たかが「冷え」と侮るなかれ さまざまな病気の温床に
  2. ○改善ポイント
  3. ○とりたい食材
     
    • たかが「冷え」と侮るなかれ さまざまな病気の温床に

      女性の7割が悩んでいるという体の冷え。手足やおなかが冷たくなるほか、頭痛、関節痛、肩こりをともなったり、疲れやすくなるなど、さまざまな体調不良を引き起こします。
      女性に冷え性が多いのは、熱を産生する筋肉の量が男性よりも少ないため。さらに、血管を収縮、拡張させる自律神経の乱れや貧血が、冷えを助長することもあります。
      血行をよくして体を温める食材を努めてとるほか、筋肉量の減少を抑える運動の習慣も心がけましょう。
    • 改善ポイント

      ①タンパク質をとる

       熱を生みだす筋肉の材料が、タンパク質です。

      ②適量の鉄をとる

       鉄は酸素を運搬する赤血球の成分で、不足すると貧血や冷えを招きます。とりすぎると、便秘などが起こることがあります。

      ③ビタミンB群、C、ミネラルをとる

       末梢神経の働きを強くします。

      ④体を温める

       運動や入浴など、コツコツと体を温めて。薄着をしないようにも気をつけましょう。

    • とりたい食材

      ポカポカ成分をとって内側から温める

      ショウガ

       独特の辛み成分、ショウガオールが体を温めます。すりおろして紅茶に入れたり、味噌汁などふだんの料理にも◎。

      カモミール茶

       古くから体を温める働きがあるといわれます。リラックス作用もあるので、自律神経の乱れからくる冷えにも効果的。

      葛湯くずゆ

       葛には血のめぐりをよくし、体を温める働きがあります。粉をお湯に溶かして飲むことで、全身がポカポカに。

あたらしい栄養事典

(監修)田中明蒲池桂子

日本文芸社

栄養素や食品、食事と健康について、わかりやすくまとめました。文部科学省から発表された2015年版の日本食品標準成分表(七訂)は、収載食品が増えたり、炭化物成分表ができるなど、大幅な改訂となりました。本書はこの七訂の成分表に完全準拠。これから栄養のことを学びたい人に、今よりもっと知りたい人に、手元に置いていただきたい一冊です。

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